アメリカに住むこと(その2)

前回は、アメリカに住むにあたって、ビザを取得しないといけないという話をしました。
今回はもう少し詳しく、どんな人たちが審査に通るのかを記述します。


ビザにはさまざまな種類があるということを前回お話しました。
では、具体的にどのようなビザがあるんでしょうか。
アメリカのビザは大きく分けて二つあります。
非移民ビザと、移民ビザです。
非移民ビザは、期限があります。ある一定の期間、アメリカに滞在することを許可するビザです。
移民ビザには期限がありません。無期限です。永住権やグリーンカードと呼ばれるものが移民ビザです。
大抵の場合、非移民ビザの方が、移民ビザよりも、審査が楽です。無期限のビザですから審査が厳しいわけです。
では、非移民ビザにはどのような種類があるのでしょうか。
現在僕が知っている範囲では以下のような種類があります。
Aビザ:外交官
Bビザ:短期観光、出張
Cビザ:通過
Dビザ:乗務員
Eビザ:投資家、貿易家
Fビザ:学生ビザ
Gビザ:国際機関関係者
Hビザ:労働
Iビザ:特派員
Jビザ:交換プログラム
Kビザ:婚約者、配偶者
Lビザ:企業内管理職転勤者
Mビザ:職業訓練生(専門学校)
Oビザ:芸術、科学、ビジネス
Pビザ:スポーツ選手、芸術関係者
Qビザ:国際的文化交流者
Rビザ:宗教関係者
Sビザ:情報提供者
Tビザ:人身売買の犠牲者
Uビザ:犯罪の犠牲者
Vビザ:永住権保持者の配偶者と未婚の子供
これに加えてある対象国(日本を含む)には前回説明した、90日間の特別措置(ビザウェーバーと呼ばれる)があります。
それぞれに細かい条件があり、申請の方法からそろえなければいけない書類、滞在が認められる期間、労働許可を取れるかどうか、1年間の発行数制限があったり、など、が違います。例えば、Fビザと呼ばれる学生ビザでは、労働許可を取ることができないので、働くことができません。(もちろん、なんにでも例外はありますので、そこまで細かい話はここではしません。詳しくは専門家にお問い合わせください。)
また、それぞれのカテゴリの中にも小カテゴリが存在します。例えば、Hビザには、H-1, H-2, H-3,H-4と種類が分かれています。
僕が初めてアメリカで働くにあたって、取得したのが、Hビザと呼ばれる労働ビザです。
Hビザの中のH-1Bと呼ばれる、専門的職業用ビザです。これを取得するのに大体半年かかりました。
これらの非移民ビザには期限があります。僕の取ったH-1Bの場合、3年間。1度のみ延長可能で、トータルで6年が限度でした。
6年過ぎたらアメリカに滞在することができなくなります。
どうなるかと言うと、、、アメリカから追い出されることになりますから、必然的に6年以上アメリカの企業では働けないことになってしまいます。
そこで必要なのが移民ビザと呼ばれる、無期限のビザです。
移民ビザには、以下の人たちが申請することができます。
– 家族呼び寄せ
– 優れた才能を持つ人、特殊技術を持つ専門家など。
– アメリカ企業に投資を行う人。
– 移民分散化プログラムによるもの。
日本でも有名なカテゴリが、移民分散化プログラムによるものだと思います。
これは、DV-2004みたいに呼ばれていて、要するに、
世界各国からの移民を受け入れることにより、特定の国の移民が極端に多くなりすぎないようにする。
てなのが目的で、アメリカ移民の少ない国の人には毎年抽選で永住権をあげましょうという、僕にいわせれば、まぁある意味、無茶苦茶な理論のプログラムです。
日本人はアメリカにおいて少数民族ですから、対象になっているわけです。アメリカに、いっぱい移民してきている国の人は、対象になっていません。
最近は日本人も増えてきてるから、対象からはずそうかなんてこともうわさされています。
日本人で大体、当選確率が100分の1とか50分の1とか言われています。
家族呼び寄せは、国際結婚の人とか、子供が移民したので、親を呼ぶとか。。そうゆうやつです。
僕が取得した永住権は「特殊技術を持つ専門家」ってカテゴリで審査を通しました。
これらのビザの審査には時間がかかります。
日本人のお役所仕事とは比べ物にならないほど、信じられないほど時間がかかります。
また、1年間の発行制限にひっかかってしまう場合、次の年に持ち越しになります。
ひどい話だと、10年以上待たされることもあるそうです。
僕が永住権を取得するには3年かかりました。それでも友達に言わせればこれは驚異的に早いとのことです。さまざまな幸運が重なったためと思われます。
日本人がアメリカに住みたいと思った場合は、これらのうちどれかのカテゴリにおいて審査を受けてビザを取得します。
人それぞれ事情が違いますし、必要なビザも違います。
またこの法律はちょこちょこ変更されます。例えばテロの後、審査が厳しくなったとか言われています。
僕は移民法の専門家じゃないので、ここに書いたことは、あぁアメリカに住むのってビザが必要なのねって程度にとどめておいてください。実際にビザを取得する場合は、弁護士などの専門家に相談することをお勧めします。僕のときとは違っているかもしれないし、何か有利な手があるかもしれないし。。

「アメリカに住むこと(その2)」への1件のフィードバック

  1. アメリカのビザについて

    DV-2005など、移民分散化プログラムによる、永住権の申請について知っている方もいらっしゃるかと思います。安易に申し込みをされるかたをいますが、ちょっと考えてみてください。アメリカに住んでいる日本人は多かれ少なかれ、ビザで大変な思いをしています。……

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