iPhoneが出て、世の中が賑わっているけど、僕個人としては、あんまり賑わっていない。
というのは、iPhoneの電話機能を欲しいと思わないからである。
ということで、僕が欲しい携帯端末の条件
必須項目
- ハードウエア
- 3.5インチ以上、Legalサイズ以下の液晶。十分綺麗なこと
- ただし、軽いこと。重くなるならサイズを落とすことも可
- タッチディスプレィ。当然指。圧感知だと尚良し。
- 480×320以上の解像度。640×480以上奨励
- Wi-Fi(802.11b/g)
- 音声出力。ヘッドフォン端子からちゃんとした音質で出ること。
- 4GByte以上のFlashメモリ相当記憶領域
- 1回の充電で12時間使えること
- Webブラウザ
- Flash
- そこそこまともな日本語入力環境。ソフトウエアキーボードも含む。
- 動画再生ソフト、音楽再生ソフト
期待する項目
- ハードウエア
- GPS緯度経度高度を取得できるデバイス
- Blue Tooth、またはUSB
- 内蔵マイク
- カメラ。動画撮影機能。解像度は低くても可。
- 20GByte以上のハードディスク相当記憶領域
- 加速度センサ
- 気温、湿度、気圧センサ、万歩計などの各種センサ
- 振動用のモーター
- 電波の受信機能
- MUA(メールソフト)
- Skypeなどの音声通信ソフト
- 自前でプログラミングできる環境。Windows系だと尚可。
ということで、かなりの部分、iPhoneでカバーされている。
各種センサも、別にUSBで接続できたらそれでOK。
僕にとって、iPhoneで一番必要の無い機能というのは、電話の機能だったりする。だって、携帯電話って使わないんだもん。そのくせ、毎月固定料金取られるし。要らん。
そうゆう意味では、電話の機能が省略されたiPhoneが発売されたら飛びついたかもしれない。
iPhoneの凄いところはマルチタッチを使った滑らかなGUI、フルスペックに近いWebブラウザ、の2点だと考えている。とくにGUIに関しては、最新のテクノロジを機能の追加に使うのではなく、使いやすさに使っている点が興味深い。
よく日本の携帯電話とiPhoneとの機能の比較の意見がWeb上で見られるのだが、僕が感じるのは、iPhoneは機能競争とは違って、使いやすさ競争へベクトルをずらしているという点。今まで機能競争をしていた携帯端末が、Appleの提案により、違った視点での競争を強いられるようになってしまったということである。
この機種にはこの機能があって、こっちの機種にはどの機能がある、なんて、機能の比較で商品を選択するという世界を、機能は足りないけどさ、使いやすいんだよ。どう思う?って土俵に持ち込んで勝負して見せてしまうあたりが、うまくできてるよなぁ。って思う。
それに加えて、コンテンツ課金の競争も、あっさり無視しているところも、面白い。コンテンツ課金はあくまでもiTuneだけ。
技術的にどうのというよりも、センスというか、いやぁ商売上手ですわ。携帯電話なんて、もう、ほとんどの人が持ってるわけですよ。それを買い替えようと思わせる。それも、すんげぇ高額で。。。この手の発想は、携帯電話だけじゃなくても、たとえばテレビのリモコンでも固定電話でもいいわけだし。極端な話、冷蔵庫だって、いいわけで。
もちろん、技術的には、画面のレンダリングエンジンが、特に文字のレンダリングが、すんげぇ、高品質、高速でできていて、このベースが全体の印象をよりよくさせている。
昔、松本紳介でやってたのかなぁ。冷蔵庫のセールスマンの話。まぁ女性を口説く話からでてきたんだけど、どこの家にも既に冷蔵庫はある。そこに冷蔵庫を売りに行くのと、女性を口説くのとは同じやと。
次期バージョンのiPodを期待している。
iPhoneである程度の下地ができたわけで、この技術をそのままiPodに応用すれば、そうゆうiPodが出てくるんじゃないかと期待しているわけだ。
僕が携帯端末で何をするかって言うと、飛行機の中で、動画を見ること。車の中でPodCastを聞くこと。
これに、Wi-Fiでインターネットにアクセスする機能があればかなりカバーされる。ついでに、うろうろした位置と環境を記録できるセンサーがついていれば完璧。
僕の出没範囲なんて、ほとんど、Wi-Fiの圏内だし。携帯の必要なときは、携帯も別に持ち歩くし。
こうやって書いてみて、小さいタブレットPCじゃん。と思ったのは僕だけ。。。