最近、日本語でも(一部の領域で)ギークという言葉を聞くようになってきた。
以前にも書いたが、「ハッカー」は本来「問題解決において、豊富な経験と知識を元に、驚異的な集中力をもって短時間に解決していく(ことが好きな)人」だ。
「短時間に」というのがポイントで、その場しのぎのずるいやり方でも、そのアイデアが凄ければOKである。んで、そのうち、コンピュータの分野で同様に、ざくざく問題を解決していく人をハッカーと呼ぶ。そうゆう意味では、ざくざく問題を解決するといういい面もあるが、その場しのぎという悪い意味もある。
実際問題、「ハッカー」の作業が混ざると、後始末が大変だったりする。
「ギーク」(Geek)も「ナード」(Nerd)もどちらもコンピュータオタクという意味である。
ただし、「ギーク」の方がポジティブなイメージである。
コンピュータオタクが、ITバブルを経て金を稼いだおかげで、悪いイメージが抜けてくるのと、同様に、「ギーク」の意味からも、悪いイメージが抜けた。
それに引き換え、「ナード」は本来のコンピュータオタクのままである。
イメージとしては、
「コンピュータ技術者集団」というのが「ギーク」。
「コンピュータオタク集団」というのが「ナード」。
ぶっちゃけてしまえば、どちらもコンピュータオタクなんだけどね。
「ハッカー」も「ギーク」も「ナード」も、同じような意味なんだけど微妙に違うんだよなぁ。