火災報知器

うちのアパートはもう結構古いのか、年に1度ほど、火災報知器が誤報を起こす。

うちはそれほど大きいアパートではない。3階建ての1階、1階には、部屋が6世帯あるだけの、こじんまりしたアパートである。

このアパートにも当然、火災報知器が設置してあるのだが、これが年に1度ほど誤報を起こす。夜中だったり、真昼間だったり、突然、ぴぃ~ぴぃ~鳴り出す。家の中で鳴るのではなく、アパートの玄関の横にある操作盤がぴぃぴぃ鳴る。うちは1階のそれもアパートの玄関に近い部屋なので、これにすぐに気がつく。

しばらくすると消防車がやってくる。うちから車で2分くらいのところに消防署があるので、火災報知器が鳴ってから消防車が来るまで結構早い。

消防車がやってきて、消防士が報知器を止め、報知器の示していた部屋を確認するまで、一応、アパートの外で待つ。

何事もなく、「大丈夫です」って消防士に言われるまで、外で待ちぼうけ。あぁこんな人がアパートに住んでるのねぇ。って初めて知ったりして。

このアパートに住み始めて既に6年。これまで何度となく、この誤報に付き合ってきた。

今日も、夜8時ごろ、ぴぃ~ぴぃ~と。遠くで何か鳴ってるわ、まぁええわ。とほったらかしにしてた。部屋でぼんやりとテレビ見てた。

しばらくして、トイレに行きたくなって、玄関の横にあるトイレの方にてけてけと歩いていくと、玄関の外が騒がしい。人の家の前で何を大騒ぎしてんねん。と、玄関ドアの覗き穴から覗くと、何か人だかりになっている。

「へ?何?」と家の外に飛び出すと、3階の部屋から白い煙がモクモクと。。。

ほんまもんの火事です。既に消防士さんがやってきて、消火活動してました。

いやぁびっくらこいた。まぁ煙が白い状態だったので、それほど大事には至らなかったけど、トイレ行かなかったらぜんぜん気がつかなかった。

これがほんまに燃えてたら、俺、焼け死んでるわ。

火の始末にはご注意を。

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