日曜日の晩あたりから、なにやらDNSの動きがおかしい。
DNSというのはwww.cagylogic.com などのドメイン名を66.126.246.99などのIPアドレスに変換するなどの機能をもつ、Domain Name Systemと呼ばれるシステムのことである。
日曜の晩あたりから、外部からの問い合わせはそつなくこなすのに、内部からの問い合わせでタイムアウトを起こす。Webを見ていると、
サーバーが見つかりませんでした
とやられてしまう。2~3度、更新をかけるとなぜか見つかる。という奇妙な症状に見舞われた。
このようなDNSの問題を調べるのにはnslookupやdigというコマンドを使用する。Windowsの場合、digはデフォルトでは入っていないので、もっぱらnslookupを使用する。
今まで、すなわちWindowsXPまでは、nslookupを起動して、
> root
Default Server: A.ROOT-SERVERS.NET
Address: 198.41.0.4
> www.cagylogic.com
Server: A.ROOT-SERVERS.NET
Address: 198.41.0.4Name: www.cagylogic.com
Served by:
– A.GTLD-SERVERS.NET
192.5.6.30
com
ずらずらと続く。
てな感じで動作していた。(手元に英語版しかなかったので、上の表示は英語版から)。 今までは、知らないドメインが出てきたら、あっちに聞け、と、次に問い合わせなければならないサーバーがつらつらと表示されたのである。
これがVistaになると、
> root
既定のサーバー: A.ROOT-SERVERS.NET
Address: 198.41.0.4> www.cagylogic.com
サーバー: A.ROOT-SERVERS.NET
Address: 198.41.0.4*** A.ROOT-SERVERS.NET が www.cagylogic.com を見つけられません: BAD ERROR VALUE
と表示される。はて、あっちに聞けってが表示されないので、DNSのどっかおかしいのかと頭をひねるはめに。
どうやら、この動きは、linux版のnslookupと同じらしい。linux版のnslookupでは、知らんドメインが出てきたら、あっちへ聞け、という前に、あっさりと、知らん。で終わってしまうようだ。
VistaになってnslookupがUnixと動きが合わせられたのだろう。ちなみに、linux版ではrootコマンドはNot implementedとなっている。
この手の細かい情報ってどうやって検索したらいいのかしら。Googleで、うまく見つけられなかったんだよなぁ。
それにしても、調子の悪いDNS。1時間ほど前から何もしてないのに、勝手に治ってしまった。
う~ん。わからん。
ちなみに、その手の情報は、
set d2
とか
set d1
ってやれば、表示される。
recurseの問題だけだと思う。