攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIGを見た。
2004年に作成されたTVシリーズ、全26話。
「個別の11人事件」つながりのお話。
脚本にみごとにはめられました。とってもおもしろかったです。
最後のタチコマのシーンでは、久々に泣いてしまいました。あの歌はちょっとズルい。
他の攻殻機動隊に比べて、話は易しいかな。さらっと見ることができました。ちょっと後半は、硬派な感じが抜けてゆるく感じるくらいです。最終話近くの草薙素子の振る舞いはちょっと違うんじゃね。と思ってしまいました。
で、最後のタチコマのシーンで、泣いてしまったわけですが、ふと考えると、奇妙な感じがしたので、メモ。
タチコマとは人工知能で構成されていて、前の攻殻機動隊で全滅していたのであるが、ラボに残っていた情報から9台が再製造されたもの。あくまでも工業製品。
前の攻殻機動隊では、この人工物であることに言及していて、タチコマは壊れても修理すればよいわけで、死ぬことが理解できないという話が出ている。実際、前の攻殻機動隊でもこのS.A.C. 2nd GIGでも、対戦車砲で撃たれたりマシンガンで撃たれたりして、いくつかの機体が破壊されている。
このときは、泣くような感情はわかないんだよね。
だって、壊れたって、記憶のバックアップがあれば、修理したり、作り直したりすればいいわけなんだから。
でもね。
なんで、最後の人工衛星のくだりでは、泣くような感情がわくんだろう。
これも、他のタチコマが壊れるところと同じはずなんだよ。自分からバックアップをとって、仲間を守るために犠牲になるんだけどさ。自分のバックアップなんて定期的にとるものだし。いくら人工知能が壊れたからって再び作ればいいんだよ。
タチコマ9機に個性が生まれたと話の中では出てくるけど、実際、映像の中ではそれぞれの機体に差をつけて描画されているわけでもなく、それぞれの機体に思い入れがあるわけでもなく、どの機体でも似たようなもんだよ。
なんで、最後の人工衛星のくだりでは、悲しい感情がわくんだろう。
なんか、だまされている気がするんだよねぇ。いまいち納得できない。。。なんかはめられている気がするんだよね。なんでだろう。う~ん。
いやぁ、前の攻殻機動隊で出てきた、「個性は個々の好奇心から生まれる」ってのが頭に残ってて、気になって見ている間も、そればっかり思い出していました。
いやぁおもしろかった。何度もみたいDVDです。
たった今、26話をみて泣いて、ネットをさまよって辿り着きました。
確かに言われると不思議だなと思いましたが、自己犠牲の精神、
みたいなところに刺激されたのかなぁ、と。本当に面白いですね。
初めまして!
タチコマの最後への考察
なかなか面白いですね♪
自分もSNOWさんと同じく「自己犠牲」
の精神に刺激されたのだと思います。
だから笑い男事件の方の最終話
でもやはり泣けてしましますし;_;
まぁ自分はタチコマがバックアップを
してるのに気付かなかったので余計に(笑)
もしくは機械の持った意思が、言い換えれば好奇心
から生まれた個性が「仲間を助ける」事へ向かった
事への感動の感情とも捉えられると思います。