四畳半社長、危機一髪

港区赤坂四畳半社長  二足歩行ロボットの未来とMac編というBlogの四畳半社長、危機一髪という記事を読んだ。面白いと言っては失礼だが、非常に興味深い記事である。


ぶっちゃけてまとめると、振り込み金額間違えて、会社のお金、なくなっちゃった?というお話です。

 いろいろ考えた結果、なんとか手持ちの資金と個人資産で乗り切ることが出来そうだという結論に達しました。
 ということは、無くしたお金は実は本質的には経営に不要なお金だったことになります。むしろこのお金を社内の開発投資や人を雇うために使うべきです。

この記述が、僕の興味を引きました。
学校を卒業して、就職します。
最初はお金ないです。んでも、それなりに期間を過ぎていくと給料が支払われます。
さて、その給料を何に使うのかというのは非常に悩ましいところです。
家賃払って電気代やら電話代やら払って、学生時代の借金を返したりしてたら、ご飯を食うのにも、せいいっぱいだったりします。
就職したばかりで、社会人としての飲み会にも行かなきゃ行けなかったり、背広がもう1着必要だなぁとか、名刺入れを買わなきゃとか。何かとお金がかかります。
ある意味、自転車操業です。
入ってくる金額と出て行く金額が非常にきわどかったりしています。
しばらくすると、一通りのものが揃ってきて、ちょっと落ち着きます。新しく買わなきゃいけないものも一通り揃って、大きなお金は出て行かなくなります。
余裕が出てくると、無駄遣いばっかりしてちゃだめだよなぁ。貯金もしなくちゃなぁ。って考えます。んで、積み立てとか始めちゃったりして。。。
こっからですわ。
面白いのはこっから。

 権藤「いいかい板倉さん。ここにコップがあるとするだろ?そして蛇口。この蛇口から、とろとろと水が少しずつでてきているとする。コップいっぱいに水が溜まるまで我慢して待つんだ。そしてコップがいっぱいになったら…あんたどうするね?」
 板倉「飲みますね」
 権藤「それじゃあ金持ちになれないんだよ。いいかい板倉さん。金持ちっていうのは、コップに水がいっぱいになるまで我慢して我慢して、コップから水があふれてこぼれた、その零れた一滴を…ペロッと舐めてまた我慢する。これが秘訣だよ」

ここで、次のコップを持ってくることを考える。この蛇口を増やすことを考える。この蛇口から出る水の量を増やすことを考える。
このコップの水を枯れた井戸の呼び水として使って、もっと大量に水をくみ上げることを考える。
貯金っていろいろなんですよねぇ。
旅行に行くために貯金したり、車を買うために貯金したり家を買ったり。。。
それ以外の、安心のための貯金てなのもあります。
この安心のための貯金てのが曲者。
安心のための貯金って何?
自分にとってどれくらい貯金があれば安心できるの?
1か月分の生活費?3ヶ月分?1年分?10年分?自分が一生遊んで暮らせるだけのお金?
結局いくらあったって安心なんてできない?
じゃあ貯金するために、自己啓発と称して、自分に投資するのが、より安心?
少しでも安心できるように、そのためにお金を使う?んじゃそれは貯金?それとも自己啓発?何かに投資する?ビジネスをはじめる?
それとも、自分の信ずるもののために使ったり寄付したり?
結局自分のやりたいことがあるならば、それに使うのが一番いい?
非常に、考えさせられる話である。
成功談を読むよりも、失敗談を読むほうが、得るものが大きいってのは本当だねぇ。
勉強になります。

「四畳半社長、危機一髪」への2件のフィードバック

  1. オンラインでの振込みってなかなか慣れないですのぉ
    オレも仕事で多額の振込みをする事があります。
    20000000円とか・・・。
    これって0の数間違えそうで、いつも怖いのです。
    2千万って入力できれば間違えなくていいんだけどなー。

  2. そうだよね。漢字で入力するようなボタンがあればいいのに。
    少なくとも入力しながら漢字に変換して表示してくれるだけでも間違いが減ると思うんだけどなぁ。

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