Vistaには、音声でパソコンを操作する機能が追加されている。
まぁあちこちでいろいろ言われているのだが、実際のところどうなのか、試してみた。
音声認識を始める前に、マイクが正しく動いているか確認をする。
スタートから、「すべてのプログラム」、「アクセサリ」の中にある、サウンドレコーダーを選択。
あれ?Vistaってサウンドレコーダーもシンプルになったのね。
マイクに向かって声をだして、ちゃんと緑のメーターが動けばOK。
ちょびっとしか動かなかったりしたら、コントロールパネルの「ハードウエアとサウンド」、 「サウンド」の中にある、「オーディオデバイスの管理」を選択。録音タブの中でマイクがちゃんと「動作中」になっていることを確認。マイクを選択してプロパティボタンを押して、「レベル」タブの中にスライダーがあるので、こいつがちゃんと右の方になっているかを確認する。
うちの環境ではサウンドレコーダーで録音した感じでは、結構、背景ノイズが大きい。これは、パソコンのファンの影響か。VX-6000に内蔵のマイクを使っているのだが、このWebカメラ。カメラの裏側にマイクが付いている模様。
パソコンのファンの音やら、遠くで鳴っている冷蔵庫の音とか、結構うるさい。
やっぱりヘッドセットでやった方がいいんだろうなぁ。
マイクが動いていることを確認したら、音声認識の開始である。サウンドレコーダーを終了しておく。
コントロールパネルの「コンピュータの簡単操作」を選択。音声認識の開始を選ぶと、マイクの選択やら、音量確認やらが行われる。
ここでは、やっぱり「不明瞭です」と怒られてしまった。なんどやっても「不明瞭です」なので、面倒になって強硬突破。
そのまま、音声認識機能の使い方のチュートリアルに突入する。
あれを言え、これを言えといわれるので順番に言っていくことで音声認識機能の練習をする。この作業はそのまま、音声認識エンジンの学習に使われている模様。
これが結構時間がかかる。何度も何度も言い直しをさせられる。1時間くらいかかるかなぁ。
これらの作業を行ってようやく音声認識機能が使えるようになる。
はじめはどのような言葉がコマンドとして使えるのか戸惑ってしまうのだが、いったん覚えてしまえば結構さくさくと出てくる。 もちろんすべての操作を音声でやろうとすると、かなりややこしいことになるが、マウスと組み合わせて操作すると、結構、いい感じ。
一番いいのは、離れていても結構認識してくれることである。アプリを起動したり切り替えたりするくらいのシンプルな操作であれば、マウスやキーボードでやるよりも、いいかも?とか思っちゃうくらい。
Webを見るのも音声で操作できるので、コーヒーを飲みながらとか、おやつをかじりながらとか、だらだらと操作できる。
もちろん、認識してくれないことも多々ある。そのときは、意地でも音声で操作しようとこだわらずに、さくっと諦めて、マウスやキーボードで操作するってくらいの感覚だと余計にいい感じで使えると思う。
問題もある。
エディットボックスでの文字入力や、メールを書いたりなどの、自由な文章の認識はやっぱりちょっと面倒。キーボードを打つほうがしゃべるより速いので余計にまどろっこしく感じてしまう。
特にBlogなどでは、思っていることをじゃんじゃんしゃべっても、修正するのに手間取ってしまって、思考が途切れてしまうのでちょっと使いづらい。
それ以外にも、CPUをかなり使ってくれるので、システム全体がかなりもっさりしてしまう。音声認識の起動自体、結構遅いしね。
CPUがブン回るので、それにつられてパソコンのFANも余計に回ることになり、そのノイズを拾って一段と認識が困難に。という、面白い状況です。
消音PC欲しいなぁ。
音声認識の動作も結構不安定の模様。何かの拍子にCPUがブン回ってしまってエクスプローラが帰ってこなくなる時がある。ディスク周りかなあl。俺のPC、どっかおかしくなってるのかな。
この不安定さと、CPUがブン回ってしまうのがなくなれば、一段と使いやすいのになぁ。
僕が初めて音声認識を経験したのはWindows3.1のころ。SoundBlasterに付属のソフトで音声でパソコンを操作するものがあった。
あんまり認識が良くなかったものだから、どうしても声を張り上げていた。当時僕は会社の寮に住んでいて、声を張り上げると部屋の外まで聞こえていたものだから、「独り言の多いやつだ。」と言われたこともある。
Vistaのサービスパックが楽しみだなぁ。
.netで英語音声認識のプログラムが作れても、日本語windows vistaではultimateでしか作動しないのかな?