アメリカで株取引をやっていて、Free Ridingという用語が出てきたので調べてみた。
アメリカでは、株取引が発生した場合、決済は3日遅れてやってくる。例えば、月曜日に株を買った場合、支払いは木曜日になる。逆に株を売却した場合も、現金が振り込まれるのは3日後。逆に言えば、証券会社は、取引発生から3日以内に、現金と株を交換する手続きを終了しなさいってルールらしい。
で、以下のシナリオ
- 会社Xの株式を持っていたとする
- 会社Xの株式を$25000で売却
- 会社Xの$25000が決済される前に、そのお金を使って、会社Yの株式を取得
- 会社Xの$25000が決済される前に、会社Yの株式を売却して$25000を受け取る
3番の会社Xの$25000が決済される前に、会社Yの株式が取得できるのは、2番の売却の事実により$25000の与信がかかっているから。でも、この与信のままに、会社Yの株式を売却することは、与信の乱用にあたるということらしい。株を売却する場合は、その株の代金の支払いが済んでいないといけない。すなわち、会社Xの$25000が決済されている必要がある。
このルール違反をFree riding violationといい、このルール違反を行った場合は、証券会社が90日間の口座の凍結を行う。
会社Yの株式を取得する際に、$25000の現金を持っていれば、会社Xの決済を待たずに会社Yの株式の代金の支払いが完了できるので、問題なし。同様に口座にマージンが設定してある場合は、そのマージンで会社Yの代金の支払いが完了できるので、問題なし。
ということで、証券会社の口座の残高の表示のところは、
Net Account Value $XXX,XXX.XX
Available for Withdrawal $YYY,YYY.YY
Cash Purchasing Power $ZZZ,ZZZ.ZZ
や、
Settled: $XXX,XXX.XX | Unsettled: $YYY,YYY.YY | Net Account Value $ZZZ,ZZZ.ZZ
と書かれていて、どれだけの金額の決済が済んでいるのかわかるようになっているし、そのような売却をする場合は警告が出る。
わかったような、よくわからんような。。。
口座にマージンの設定しておこうかな。与信通るかな。
まだまだ勉強することいっぱいあるなぁ。
ここで書かれていることは、僕の知識なので、正確ではありません。そのまま信用せずに、専門家にご相談することをおすすめします。
空売りなど、NYは規則が緩いと思っていたけど、こんな制限があるのね。
用語も分かりにくいね。
日本語の場合は、証券業界でしか使わない言葉なので分かりにくいが、
英語はよく使う単語を使うから分かりにくい
っていう印象かな。
日本語も英語も専門用語はよくわからんです。
こんなん、受験英語には出てこないし。
日本語でもわからんものを英語では、もっとわからん。
大体、元の概念すらないものもあるんで、辞書引いても出てこないし。
困ったもんです。日々、勉強です。