塊魂

PlayStation2用のゲーム塊魂をやってみた。


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塊魂


よーでけてます。めちゃめちゃよーでけてます。
というかしっかり作りこんであります。仕事が丁寧です。芸が細かいです。
まさに、「いい仕事してありますねぇ」ってゲームです。
このゲーム、ぶっちゃけて言うと、
雪ダルマのように、玉をごろごろ転がして、フィールド内のいろんな物体をくっつけて、玉をでかくする。
玉がでかくなると、よりでかい物体が玉にくっつけられるようになる。
時間内にできるだけ玉をでっかくする。
というゲームです。
アイデアはとってもシンプルです。
でもこれって、実はプログラマから見ると結構しんどいはずです。
雪ダルマを作った経験のある方は想像しやすいと思いますが、ただ単に玉をごろごろ転がしたら、玉にならずに、いびつな形になっちゃうはずなんです。玉にするのって結構難しいんです。いびつな形になると、玉は転がってくれません。でも無理やり玉にしたら不自然な動きになっちゃいます。
また完全な玉では無いので、転がるときにやっぱりある程度がたがた転がります。
いろんな物体にぶち当たったり、乗り越えたり、くっつけたりしながら転がりますから、このあたりの処理も面倒なはずですし、不自然にならないように調整してあると思われます。
このあたりをまず、とってもしっかり作りこんであるように思われます。
基本のアイデアをしっかり作りこんであるだけではありません。
くっつけられる物体。
これがまぁびっくりするほどいろんな種類、形、大きさなんです。
これらのデータを用意するのもめちゃめちゃ面倒だったと思われます。いろんな種類の物体を、センス良く、ユーモアにあふれる形で集めてあります。
音楽も凝ってます。
聞いていてじゃまにならないけど、耳に残る。ノリノリの曲が集められています。
Webで調べると歌を歌っているのは有名どころの人たちばかりじゃないですか。
とっても良くできています。
王様と王子様とストーリーも凝っています。
ゲームの核の部分がしっかりしているので、これらのストーリーはどうでもいいんですが、このストーリーをしっかり作ってあることにより、ゲームの雰囲気を盛り上げ、脱力系の世界観を作ってあります。とってもいい感じに仕上がっています。
ということでこのゲームとってもお勧めです。
最初はさいころとかコインとか消しゴムとかのちっこい物しかくっつけられませんが、玉がだんだん大きくなるにつれて、電卓が引っ付くようになり、下駄や文庫本が引っ付くようになり、空き缶が引っ付くようになり、しょう油ビンがひっつくようになり、、、、
どんどんでかくなって、鶏がひっつき、子犬がひっつき、親犬、子供、大人などがひっつくようになり、、、
最終的にはビルやら漁船やら島やら。。。
人がくっつけられるくらいの玉の状態で人ごみの中へ突進していくのは、ちょっと残虐なことを思い浮かべてしまうので、いかがなもんかとも思いますが、爽快感は抜群です。
このゲームの雰囲気、どっかで見たことあるなと思ったら、
ジャンピングフラッシュ
あの、ムームー星人が出てくるプレステのゲームに似てるんだな。
箱庭的な空間に自由に動き回れる要素。
んで、その自由に動き回ることが爽快感につながるゲーム。
脱力系のストーリー
よかったら、お試しあれ。

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