今まで、星の位置を確認するためのプラネタリウムソフトとして、Stella Theater Liteを使っていた。
某友人にStellariumが奇麗ということを聞いて試してみた。
今まで使っていた、Stella Theater Liteは約6.5等までの約9000個の恒星が表示できる。
日本製のソフトだけあって、すべて日本語化されているし、非常に軽く動く。無料のソフトである。これとは別に、上位版として、Stella Theater Proとして、3200円のシェアウエア版もある。Proでは約9.5等までの約26万個や彗星も表示される。
そして、これがStellarium。GPLのソフトでLinux/Windows/Macで動く。OpenGLを使って描画している。描画に凝っているからか、非常に滑らかに表示される。
星のデータは、普通にインストールすると、10.5等星まで、約61万個。追加パッケージで、18等星まで、1億ちょっとの星まで描画できる。
さすがに、18等星までのデータを読ませると起動に非常に時間がかかるが、描出してくる星は、さすがの絵である。天の川の中心に近いあたりの拡大図。膨大な星である。これだけの大データをスムーズに拡大縮小パンをこなすのは、なかなか凄い。
まぁ普段使う分には、18等星はまったくの無駄なので、追加パッケージなしの10.5等星で十分だし、その方が起動が速い。
またたきも調整できるので、星がゆらゆらと非常にきれいだ。拡大してみると、またたきは明るさを揺らしているだけでなく、色も揺らしているようだ。
夜が明けると地表の様子が見える。この画像は自分でカスタマイズできるようだ。
銀河関係は拡大していくと写真がきれいに重ね合わさって表示されてくる。星のデータと結構一致してて、いやはや凄い。
流星の頻度も調整できて、これは流星雨状態の絵。きらきらしてて、とってもきれい。
おもしろいのが、これ。プロジェクタと4分の1球形ミラーを使って、ドームに投影するためのモード。プロジェクタが欲しくなっちゃうじゃないか。
実際、そんなシステムも売っているようだ。
ノートパソコンで持ち出して、現地で見ても、眩しく感じないように、ちゃんと観測用のモードも備わっているし、一部の天体望遠鏡ではコントロールもできる模様。
これだけの星を病ができるんだから、天の川をテクスチャで描画するのではなく、本当の星のデータから構成するってわけにはいかないのかな。それでもあんまり見た目は変わらないのかな?