もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら

「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」を読んだ。

最近のドラッカーブームの象徴みたいな、本。

タイトル通りの状況で甲子園を目指す高校野球の小説仕立ての本。

結構、強引なんだけど、ドラッカーの紹介という意味では、取っ付き易いんじゃないだろうか。

実際、俺もドラッカー読んでみようかなと思っちゃったし(笑)

読みながら、昔、「リーダーとマネージャの違い」で書いたことを思い出してた。

リーダーとマネージャの違い」では、仕組みを作り出す人、旗を振ってみんなを仕組みの中で強調するようにする人、維持運営する人、を分けていたのだが、この本では、そのへんは、けっこう、ちゃんぽんになっている。正確には、維持運営の一部として仕組みを創りだしていく、みたいな書かれ方をしているな。

このへん、ドラッカーはどのように定義しているのか、詳しく読んでみたい。

最後の章の展開はさすがにちょっと無理があるかな。マネージメントとちょっと離れてて、小説としてつじつまを合わせましたって感じがしてしまったのが残念。

エピローグに至っては、それは違うだろ。とツッコミをいれてしまった。

とはいえ、ドラッカーがどんなことを言いたかったのかを、いくつか紹介しているという意味ではとっても面白い本でした。

表面をなでようとして、ちょっとでこぼこしちゃってるんで、その裏側をちゃんと読まないとねぇって本です。文章のままに理解したらちょっと勘違いします。

iPhone用で¥800で出てた。しまったな。わざわざサンノゼ紀伊国屋で買っちゃった。こっちの本屋で買うと高いんだからぁ。iPhone用でも十分だったかな。iPad版はないのかしらん。

というか、面倒だから、KindleかiBookで出ないのかなぁ。

 

これこそ、KindleかiBookで欲しいな。。。それまでは、iTune Uの講義でも見ておくか。

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