耳をすませば

今更ですが、スタジオジブリの「耳をすませば」を見ました。


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「耳をすませば」


スタジオジブリ作品というのは知っていたけどそれ以外の予備知識、一切無しで見た。
主人公の少女が図書館で借りる本の図書カード。そこにはいつも同じ男の名前が書かれていた。その男の子ってどんな男の子なんだろう。少女は想像する。
そういえば、昔って図書カードだったよなぁ。本を借りると誰が以前借りていたのかわかるんだよなぁ。面白そうな本には名前がいっぱい書いてあって、つまんない本だと、自分が最初の名前になったりして。知ってる名前があると、あぁこいつもこれ読んだのかぁ。って思ったり、でもなんとなく、その本の話を本人に話すのはちょっと気が引けたりして。。。
今はバーコードだったり、磁気カードだったりして、どんな人が読んだのか、この本がどれくらい人気があるのかがわからなくなっている。そうゆうのがわかるシステムの方が楽しいけど、プライバシーという意味ではちょっと怖いな。
まぁ俺の場合、読んでる本はWebで公開しているんでプライバシーもなんもあったもんじゃないけど。本の種類によっては、俺の思想とか嗜好とかもわかっちゃうんだろうな。
絵がすごく丁寧に書き込まれている。これ元は写真から起こしているんじゃないだろうかと思うくらい、すごく丁寧に書かれている。日本の風景だよねぇ。コンビニってこんな感じだよねぇ。あぁ駅ってこんな風景だったよなぁとか、妙に懐かしく感じてしまった。
石の中に隠れている宝石を取り出し、磨き上げる。それもゆっくりゆっくり丁寧に。
実際問題、石の中に隠れている宝石を取り出そうと、作業を始めるまでに、凄い時間がかかる。自分にできるんだろうか。悩んだり想像したり、いろいろ考えちゃう。
宝石を取り出そうとし始めると、案外取り出す作業は楽しくって、それまで悩んでいた自分が馬鹿らしくも思える。でも、やっぱりその作業はしんどくって、自分に足りないことを思い知らされたりする。
男爵に連れられて空を飛ぶための一歩をためらう。一歩を踏み出すと、一気に落下する。しかし案外簡単に空を飛べる。あんなに高いところも近くに行ってみるとそれほど高くない。
このDVDを見たあとに、彼女にそんな話をしたら、「恋愛とか純粋とかそうゆうところに目がいかないで、そんな話をするのが、あんたらしいよ。私はこうゆう俳句みたいなストーリーは苦手だ。」と言われてしまった。
自分もなんかやらなきゃって思えるお話でした。
さっきAmazonへのリンクを調べてたら、原作は柊あおい氏のコミックなのね。
絵がぜんぜん違うので、ちょっと原作も読んでみたいかも。。。でもこうゆうちょっと前のってなかなか手に入らないんだよねぇ。
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