18日の晩(カリフォルニア時間)から本サイトが停止していました。
理由は、サーバーの故障です。
18日の晩、仕事から帰ってくると、既にPCがハングしていました。とりあえず、再起動。すると、PCが起動しません。
もう、何をやってもどうやっても起動しません。起動しないというか、電源が入らんのです。
1時間ほど格闘してみましたが、やっぱり平日はちと時間が無いので週末に本格的に調査ということで。
んで今日、分解掃除をかねて調査。
まずはばらばらにして、溜まった埃を取り除きます。
FANとかCPUクーラーのように多少の水に強いものは、水洗い。電気物は水に弱いと思いがちですが、しっかり乾燥させれば結構大丈夫なものもあります。ただし使う前には中までしっかり乾燥させましょう。
水に弱い基盤などは、エアスプレーなどを使って埃を飛ばします。細かいところは湿らせた綿棒などでつついて掃除します。
家の中でやると埃だらけで大変なことになるので、屋外で、思いっきりやりましょう。
どんどん分解していくと、電源が入らなかった原因と思われる「安定化電源装置」にたどり着きます。
あれ?コンデンサーが液漏れしてる。。。
左側の大きいコンデンサは正常ですが、右側の小さいコンデンサ。頭がちょっとさびて、膨らんでいます。実はこれ、上に塩?みたいな塊がくっついていまして、明らかに中からなんかが染み出した形跡。エアで吹き飛ばしてから気がついたんですけどね。このコンデンサ以外にももう1個液漏れを発見。
うーん。ほぼ間違いなくこいつだな。
電源をコンセントにつないで、PS_ONとCOM(爪のある側を上にして上側左から3番目と4番目)をピンセットでショート。やっぱり電源が入らない。こいつだ。
きれいさっぱりしたところで、お買い物に出発。スタンフォードのFry’sへ電源を買いに行く。
本日調達した電源はこれ。今回の選択のポイントは静かな奴。前の電源が壊れた原因はわかってるんです。あの電源ファンが2個ついてまして、とんでもなくうるさい電源だったんです。あんまりにもうるさいもんだから、ファン1個取っ払って使ってました。多分このせいで温度が上がり、煮えて液漏れしたんでしょう。今度は多少高くてもいいから静かな奴を探します。
と言っても、Fry’sではどれが静かなんだかわからん。名前と値段で決めました。
SuperSilencerって静かそうじゃん。実際400Wもいらんのだけどね。400Wクラスは大体$60なのに、こいつだけ$99。箱のサイズもちっこくてファンも1個だけ。
おうちにかえって早速組み付け。へぇSerialATAの端子もついてるじゃん。
ん?マザボにつなぐ端子がでかい。俺、やっちまいましたか?端子違うの買ってきちゃいましたか?おろおろしていると箱の中からぽろっと。
変換コネクタ入ってました。いやぁどきどきしたぁ。
ではPCの組み立てです。
まずバックパネルをはめ込んで、
マザーボードをネジ止めして、ヒートシンクやファンをくくりつけます。
メモリやボードを組み込んで、仮に電源をつないでみて動作確認。
あれ?
起動しないし。。。。
はずれの電源掴んできたか?
ということで、電源単体で動作確認。ちゃんと動きます。
マザーボードからだと起動できない。うーん。なんでやろ。
ふと、思いついて、マザーボード上の電源スイッチに繋がる端子をピンセットでショート。
起動します。
なんですと?電源スイッチが壊れましたか?
テスターでスイッチを当たってみると、ちゃんと動いてる。
が、スイッチの先に繋がっている線を当たると、、、、
切れてます。
うーん。奥が深い。
とりあえず、リセットスイッチを電源スイッチと入れ替えて使うことにする。
次にDVDやらHDやらのドライブ関係をくくりつける。
このときのポイントは、ドライブの隙間から空気が入るとそこの埃が溜まるのでスポンジで目張りしてしまうこと。おかしなところから空気が入り込むよりも、ちゃんとしたところからちゃんと流れ込むようにしたほうが箱の中の空気に流れができて良し。前回分解したときに試して、埃の溜まる場所が集まってきて、いい感じだったので今回はちょっと全体的に適応。ドライブの間以外にも箱の隙間をいろいろと埋めていく。
最後の難関。配線。
これはだたつなげばいいってわけじゃなくて、如何にすっきりと配線するかがセンスの見せ所です。おいらは苦手です。どうしてもぐちゃぐちゃになっちゃいます。
ぐちゃぐちゃだと困るのは、
あとでメンテナンスするときにどれがどれやらわけわからなくなること。
空気の流れをケーブルが遮断するので、そこに埃が溜まること。
空気がきれいに流れないと熱がこもるので、よりたくさんのFANをまわす必要が出てくること。
です。できるだけきれいに取り回しましょう。
ポイントは、「裏からも同様に攻める。」です。どうしてもマザーボードの向いている側ばかりから攻めがちですが、一旦マザーの裏側にケーブルを回してからドライブにつないだりなどすると、表と裏と2面使えてよりすっきり回せます。
今回はこんな感じにまとめてみました。ってぜんぜんまとまってないし。。。
ケーブルの長さがちょっとあまっちゃったのよねぇ。ということで、あいている5インチベイにねじ込んだ結果がこれ。まぁCPU上空が開いているので許せ。
さすがに静かな電源です。電源めちゃめちゃ静かです。
が、
電源が静かになったおかげで、CPUのファンがうるさいのが目だつようになってきました。
今度はCPUファンを改良しよう。
本当はビデオカードもうるさいんだけど、こいつは使ってないときには回らないのでまぁよしとします。
無事にPCが復旧しました。めでたしめでたし。
次回壊れたときに備えてバックアップのシステムも考えたほうがいいかなぁ。。。
> マザボにつなぐ端子がでかい。
言っておいたが…
> ドライブの隙間から空気が入るとそこの埃が溜まるのでスポンジで目張りしてしまうこと
ケースが悪い。排気より吸気が少ないとこうなる。こういうケースって前面のUSB端子とかも埃が詰まるんだよね。光学ドライブのトレイ口も埃がたまる。ろくなことがない。
> が、スイッチの先に繋がっている線を当たると、、、、切れてます。
ショートして過電流で切れた?
Longhorn出るころにはBTXだし… 今回の電源は無駄だったか? (液漏れしていたけど壊れてはいなかったんでしょ?)
電源は壊れてた。端子をピンでいじって、電源、はいらんかった。
実はこの箱、吸気ファンが付いてるのよ。それも2個も。。。排気も2個ついてる。合計4つ。うるさいから箱のファンは全部使ってない。
んで電源の排気ファンだけ使ってる。箱のファンをまわしてないからバランスが悪くって吸気が足らなくなる。んで、おかしなところから吸うもんだから、おかしなところで埃が詰まる。
案外吸気のファンは止めるんじゃなくて外しちゃったほうが吸気効率いいかもしれない。
中の空気を、吸気で流すか、排気で流すか、両方で流すかという選択があって、面倒だから(というか電源のファンが基準となって)排気で流すようにしてるってだけ。吸気で流すようにすれば今度は音の問題が。。。
ケースに付属するのは静かな奴に換えて、吸気ファンを1つはまわした方がいいんじゃないかな。
CPUファンがうるさいのは、ケース内が熱いからじゃないのか? あのCPUファンはそれほどうるさくないはずだが。
GPUのファンは、… しゃーない。