Hot Wired Japanから前川徹の「日本のソフトウエアに未来派あるか」という短期連載の記事 第3回人材不足と慢性的残業の悪循環を断ち切る を読んだ。
優秀なプログラマは報酬が増えるので、不満がでる心配はない。問題なのはそうでないプログラマである。徹夜や休日出勤をして山ほど残業をしているプログラマに、プログラマとしては能力が低く、成果が出ていないからという理由で報酬のカットを申し渡さなければいけない。麻袋を一つしか背負わないのなら、時間当たりの労賃は、他の労働者の半分になるということである。実に理にかなった話なのだが、年功序列的賃金に慣れた人たちにとっては大変なことである。しかし、これは企業が生き残るためにも、日本のソフトウェア産業のためにも必要なことなのである。
ポイントはここなんだろうな。
でも、実際、日本ってそうゆう方向に進んでいると思う。
能力の低い人は、報酬が減らされるどころか、仕事すら無いんじゃないかな。
逆に、能力の高い人に、仕事が集中していると思う。
稼ぎがそれに見合っているかどうかは別として、単純に能力の高い人が少ないからその人の単価はどんどん上がっていっていると思う。
ただ、まだ今は、まず能力の低い人の給料を下げて、給料を増やすべき人のための原資を貯めている段階って感じ。そんなことをしている間にも、優秀な人はどんどん一部の領域に流れてっている気がするけど。。。
エンジニアって給料だけじゃなくて、自分が成長できるような分野だとか、面白い分野だとかだったら、給料が多少低くても、燃えるんだよねぇ。
市場が、能力の高い人を必要としてないってことはあるけどね。
能力の低い人が普通にいるから、顧客もまぁこんなもんだって思っているんだろうな。
本物を知らないから、目の前にあるものをみて、まぁこんなもんかと。。。
高級料亭の味を必要としなければ、高級料亭は生き残れないわけで。。
高級料亭で食ったことの無い俺としては、別に吉野家で十分じゃんって思うわけよ。
吉野家が値上がりして高級料亭と同じ値段になってても、高級料亭に行ったことがなければ、牛肉の輸入も止まっちゃったし、こんなもんなのかなと、感じてるかもしれない。
店が客を育てる。客が店を育てる。
いい言葉だな。
まずは店を開いて最初の客を見つけなきゃ駄目か。