Skype売れちゃった(その2)

SkypeがMicrosoftに売られちゃった。85億ドルで。

昔からSkypeをよく使ってたんで、Skypeのニュースは追いかけてたんだけど、多分、これでexitなんだろうな。

昔、eBayに売れたときにも記事を書いてるんで、それを参考に、もう一度。

創業は2003年。KaZaaというファイル共有ソフトを開発したエンジニアによって開発された、Skypeという音声チャットソフト。

当時から音質が驚くほどよいことで評判。P2PのクセにFireWallの設定をいじらないでも通信できることが多いことから、簡単にセットアップできて、音質がいいということで、一気に広まる。まぁ、その分CPUを食ってたけど。

2005年9月に、eBayが26億ドルで買収。eBayの子会社となる。当時、ユーザー数が5400万人。一人当たり48ドルちょっとの買収金額。

その後、2009年に投資家グループへ、株式の65%を20億ドルで売却。株式上場を目指す。(ということは、20億ドル÷65%=総額31億ドルくらい?)

この時点で、以前俺が書いた、「VoIPに飽きたんじゃないの?」ってのは、嘘の記事となった。投資家グループの中に創業者が入ってるんで。

2010年、証券取引委員会に、IPOへ向けてのFiling。Publicに行ったら俺も株買おうかなぁと思ってたのに、2011年になってもなかなかPublicに行かない。

で、今日、Microsoftが$8.5Bで買収のアナウンス。たまたま、朝8時に起きたんで、記者会見の配信をみちゃった。Steve Ballmerが毎度の元気いっぱいにしゃべってました。Tony Batesはちょびっとだけ。MSによけいなことしゃべるなって言われてるのかな。

ちなみに、現時点では、赤字企業。黒字になりそうで、ならない微妙な赤字。といっても、金額はすごいけど。

2010年末の時点での登録ユーザー数は6億6000万人。アクティブユーザー数でも、月平均1億4500万人。

んじゃ、毎度のことで、8.5Bを割ってみると、登録ユーザー一人当たり13ドル弱。アクティブユーザー一人あたり59ドル弱。すげー

2003年創業で、2005年で26億ドル、2009年で31億ドル、2011年で85億ドルってすげぇよなぁ。まぁgoogleと比べちゃだめだけどさ。

昔、チャットソフトと言えば、ICQがほとんどのシェアを占めていて、そのに、MSNメッセンジャーやら、Yahooメッセンジャーやらがのびてきて、でSkype。独占してても、いつかは崩れるんだよな。すげえなぁ。

ICQって開発元のMirabilisは1998年に$287MでAOLに買収されてるんだ。AOLはAOLでAIMを持ってて一応、互換性があるらしい。というか、aim.aol.jpって見ると、Winampが置いてあって、ちょっとなつかし〜。Winampもすごいシェアだったと思うんだけどねぇ。

Skypeってアメリカの企業じゃないんだよね。どこの国でもこうゆうことができるってことなんだよなぁ。としみじみ思う。

一応、記者会見では、今後もMSのプラットフォーム以外のサポートは続けていくって言ったけど。なんでもいいから、iPad用のskypeだせや。iPhone用だと、キーボードうちにくいんだよ。

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