プログラミング写経、俺もやるよ

ちまたでプログラミング写経が学習に有効かどうかの議論がある模様。おいらもプログラマなので、ちょっとメモ。

俺も新しい言語覚えるとき、プログラミング写経、たまにやるよ。

僕が新しい言語を必要とするときというのは、大抵の場合、ちょっとしたバグ取りを頼まれたり、ちょっとした機能追加をしなきゃいけなかったりと、コードの変更規模がそんなに大きくないことが多い。

そんなときは写経まで至らずに、ググって言語の仕様をざっくり理解したのち、その都度ググって、コードいじってを繰り返す。開発環境もとりあえず動けばいいから適当だし、notepadとコマンドラインで済ますことも多い。

一方、ちょっとした変更じゃ済まなくて、がっつりコードを書くはめになった場合は、開発環境をちゃんと整えてさくさく作業ができるように準備する。で、その開発環境でコードを書くところからデバッグ、パッケージまでを一通り実際にやってみる。簡単なコードを書いてみてエディタの使いかたとか、デバッグのやりかたを通す。このとき、練習で簡単なプログラムを書く。

また、使い慣れた言語でも、新しいクラスライブラリで、ちょっと規模のあるコードを書くときも、簡単なサンプルコードを書く。

このときに、自分で何か簡単なテーマを決めて書くときもあれば、チュートリアルみたいなものを参考に進めることもある。チュートリアルがちょっとした写経になっていることもあるし、チュートリアルが無ければ、そこらへんのサンプルコードを写経して、概要を掴む。

最近の開発環境はいろんな機能がついていて、途中までタイプしたら、さまざまなcode snippetを提案してくれたりする。このへんの振舞いが、サンプルコードに書かれているものと違っていて、あぁこんな書き方もできるのね、んじゃ、こんな書き方してもいいのかしら。なんて、ちまちま試しながら写経する。写経しながら元のコードをリファクタリングしつつ、レビューしながらコメントを足して進める。

最近は社内教育じゃないけど、ちょっとした、メモを残しておいて、あとから参加するメンバーへのチュートリアルを書きながら、チュートリアルを書くためのメモをとりながら、写経する。

C#でLinqを覚えたときも、async/awaitを覚えたときも写経したし、swift覚えたときも写経した。swiftはもう忘れたけど。

さかのぼれば、はじめてVisual Studio触ったときに、MFCのScribbleをやってるし、マイコンBASICマガシンのコードを写経することもやってる。

BASICマガジンのマシン語の16進数を写経してるときに、Z80のC9はRETとか、C3はJPとかなんとなく覚えちゃって、マシン語のままコードが読めるようになっちゃったのは、良い思い出。もう忘れたけど。

新しい環境だと、どうしても手に馴染むまで気持ち悪いので、その気持悪い期間を短くするために写経する。

そーゆー意味では、写経って言ってもただ書き写してるわけじゃなくて、ちゃんと考えて、手に馴染むように作業する。

漢字の書取りの練習じゃないんだから。。。。

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