Boott Cotton Mills Museumに行ってきた。
ようするに、昔の工場を博物館にした施設。この工場の設立は1835年ってことなので、産業革命以前の工場。徳川家斉のあたり?。江戸後期ってところかしら。で、最終的には1958年ごろまで工場として稼働してたとのこと。
Lowellって昔の工業地帯だったらしい。Merrimack川の水流を生かし、水車を動力にして工場がいっぱいあったとのこと。
建物の近くまで行っても廃墟感漂う人気のない感じだった。
水車を動力源として、こんな巨大工場を作ってるってのがおもしろい。この工場は5階建て。
動力源の水車は地下にある。水車っていってもほとんどタービンみたいな水車だけど。
で、水車で得た回転力を歯車やらプーリーやらで、各階に伝達。各階の天井やら床に長ーいシャフトが伸びていて、そのシャフトから各機械に動力を伝える。ここではCotton Millsってだけあって機織り機。
各機械の横には、On/Offの代わりにクラッチがついている。
全部が動いているのかどうかはわからないが、なかなかの騒音。
機械を乗り出してみていたら、説明員の人がこっちこっちと呼んでくれた。
うるさいから全体の機械を止めて、1台だけ動かして、細かく説明してくれた。
あんまり人が来ないからなのか、なかなか長い時間説明をしてもらった。
この工場は最初水車を動力にしていたが後に蒸気機関、電力に切り替えて、その後閉鎖。博物館の設立にあたって機械はほぼ買いなおしたらしい。
テンプレートを使っていろんな柄を機織りする仕組みを教えてもらった。以前、トヨタ博物館で似たようなものを見たな。
この工場は機織り機だが、それ以外にも旋盤やらドリルやらの加工機械を水車の動力で動かしていた工場がいっぱいあったらしい。
昔の工場ってみんなこんな感じだったとのこと。水車の動力がこれだけの施設に伝搬していくのは、すごいと思う。
この建物ってもしかしてアパートとして利用されてる?