誰でもプログラマ(WSH編)(その2-万能ツール メモ帳)

前回の準備はうまくできたでしょうか?

さて早速簡単なプログラムを書いてみましょう。
今までに、メモ帳というツールを使ったことがあるでしょうか?
Windowsの「スタート」メニューから「アクセサリ」の中に「メモ帳」という項目を見つけられると思います。
「メモ帳」 をクリックして開いてみましょう。

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こんなやつが開いたと思います。これは、ワープロソフトのすんごくシンプルなやつです。
字が打てます。
でも、字の大きさを変えたり色をつけたり、図形を描いたりとか、そうゆう高度な機能はありません。
ただ、字を書くだけです。でも、これだけで、十分なんです。これさえあれば、プログラムがかけます。
もちろん、プロのプログラマはもっと高度なツールを使ったりしますが、とりあえず、プログラマになった気分を味わうためには、メモ帳で十分でしょう。

メモ帳の中をクリックして、以下の文を打ち込んでみてください。


MsgBox "Hello World"

ワープロのときは、ひらがな漢字変換を使いますが、プログラムのときは、英語数字モードで打ち込んでください。
なんのことだかわかりませんが、とりあえず打ち込みましょう。
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こんな感じで出来上がりました。

打ち込んだら保存です。デスクトップに、Hello.vbs というファイル名で保存してください。
メニューから、「ファイル」->「名前を付けて保存」を選択します。
上のほうにある、「保存する場所」ってところの右のコンボボックスを選択して、デスクトップを選んでください。
そして、ファイル名のところに、「Hello.vbs」と入力
ファイルの種類は、「すべてのファイル」を選択
以上ができたら、「保存(S)」ボタンを押します。
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う まく保存できましたか?
保存できていたら、デスクトップに、Hello.vbsというファイルができていると思います。もしかしたら、最後のvbsは表示されていないかもしれません。(それはあなたの環境によりますので、vbsって表示されるかもしれないし、表示されないかもしれない。)
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なんだか、やる気のなさそうなアイコンですね。
これで、プログラムの作成は終了です。
え?こんだけですか?
こんだけです。最初から特大プログラムを書いたらはなぢが出ちゃいます。最初はシンプルなものから行きましょう。

プログラムの作成が終わったら、早速、プログラムを動かしてみましょう。プログラムを動かすには、このアイコンをダブルクリックしてください。

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こんなダイアログが出てきたと思います。
あんな簡単なプログラムですが、いっちょまえのダイアログの形をしています。右上には閉じるのばってんがついていますし、真ん中にはでっかく「OK」ボタンも表示されています。
生意気なダイアログです。OKを押して消してしまいましょう。
ちゃんと消えますね。いやぁ、ちょっとしたこと書いただけなのに、いっちょまえにダイアログの動きをしています。

ちゃんとダイアログが出てこない人はいますか?出てこない人はどっかでタイプの間違いをしています。
メモ帳は、まだ残っていますよね。
画面と、


MsgBox "Hello World"

ってのをじーっくり見て違っているところがないか探してください。
日本語モードで打ち込んでませんか?英語数字モードじゃないとだめですよ。
” が、’とかになっちゃったりしてませんか? シングルクオートじゃなくて、ダブルクオートですよ。

修正したら、保存して、ダブルクリックしてみましょう。
今度はちゃんとダイアログが出てくると思います。

メモ帳に書き込んだ文字がプログラムです。プログラムって結構あっさりしているということがわかると思います。
あなたが始めて書いたプログラムがちゃんと実行されました。
ダイアログには[OK]のボタンがついていますので、ぷちっと押します。
するとダイアログが消えます。

では、プログラム(メモ帳に書き込んだ文字)の内容を簡単に説明しましょう。


MsgBox

これは、ダイアログを出しなさい。という意味です。
後ろに、”(ダブルクオーテーション)でくくってある文字を表示するダイアログを出しなさい。という命令になっているわけです。

ということは、


MsgBox "Hello World"

という命令は、HelloWorldという文字をダイアログで表示しなさい。ってことです。

あなたが命令した処理をコンピュータはちゃんと実行してくれたわけです。

このHello Worldという言葉はプログラマの間ではとっても有名な言葉です。
なぜか、プログラムの教科書の最初は必ずと言っていいほど、Hello Worldという言葉を画面に表示するということから始まります。
いろは みたいなもんです。このHello Worldは世界共通で使われている言葉のようです。
これで、あなたもプログラマの仲間入りです。
あなたの周りにいるプログラマの人に「Hello World」って知ってるか、聞いてみてください。まず間違いなく知っています。

では、プログラムをちょっと変更してみましょう。

先ほどのメモ帳で、


MsgBox "Cagylogic"

と、Hello Worldの部分を変更してみましょう。

まだ、さっきのメモ帳は開いていますか?
もし閉じてしまっていたら、再びメモ帳を開いて、メニューから「ファイル」->「開く」を選択します。
上の方の「ファイルの場所」という文字の右にある、コンボボックスを選択して、「デスクトップ」に変更します。
下の方にある、「ファイルの種類」を「テキスト文書(*.txt)」から「すべてのファイル」に変更します。
一覧の中に、Hello.vbsというのが見つかると思いますので、それをクリックして「開く」ボタンを押せば、再びプログラムを見ることができます。


MsgBox "Cagylogic"

に変更できたら、保存します。今度は既に、Hello.vbsという名前で保存してありますから、
メニューから「ファイル」->「上書き保存」と選択すれば、上書きで保存してくれます。
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さぁ、デスクトップにあるこいつを、再びダブルクリックしてみましょう。
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予想通りの結果ですね。

MsgBox “Cagylogic”
という命令は、Cagylogicという文字をダイアログで表示しなさい。ってことです。
コンピュータはこのように、ファイルに書き込まれている命令をちまちま実行してくれるわけです。
「OK」のボタンを押すと、ダイアログは消えます。

んじゃ、もうちょっと拡張して、プログラムを2行にしてみましょう。


MsgBox "Hello World"
MsgBox "Cagylogic"

とメモ帳に書いてみましょう。先ほどは1行しかないプログラムでしたが、今度は2行です。

メモ帳で保存して、
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をダブルクリックしてみましょう。
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てなダイアログが出てきます。
さっきとかわらんじゃないかって? では「OK」を押してみましょう。
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が出てきました。
これはどうゆうことかというと、コンピュータは、まずはじめに、プログラムの1行目の
MsgBox “Hello World”を実行しました。
それが終わると、次に、
MsgBox “Cagylogic”
を実行しました。
上から順番に実行してくれたわけです。

うまく動かなかったらどっかタイプミスをしています。じっくりにらめっこしましょう。

ということは、、、、


MsgBox "Hello World"
MsgBox "Hello World"
MsgBox "Hello World"
MsgBox "Hello World"
MsgBox "Hello World"
MsgBox "Hello World"
MsgBox "Hello World"
MsgBox "Hello World"
MsgBox "Hello World"
MsgBox "Hello World"

というプログラムをメモ帳で書くと、Hello Worldというダイアログが10回出てくることになりますね。
100個書いたら、ダイアログは100回出てきます。1000個書いたら1000個出てきます。まぁ1000個もやったらコンピュータと人間との根気比べになってしまいますが。。。

コンピュータは単純ですから、言われたとおり、上から順番にちまちま実行します。別に賢いわけでもなさそうですね。


MsgBox "A"
MsgBox "B"
MsgBox "C"
MsgBox "D"
MsgBox "E"
MsgBox "F"

なんてやれば、順番に、A,B,C,D,E,Fとダイアログで表示してくれます。
自分の名前とか、家族の名前とかを表示してみましょう。
ダイアログで自分の名前が表示されるだけでもちょっと楽しくありませんか?

今日勉強したこと

  • プログラムってのは、メモ帳で、ちまちま命令を書き込んだもののこと
  • コンピュータは単純なので、上から順番にちまちま実行するってこと
  • プログラムってのは、にらめっこして、間違いを探すことがよくあるってこと

 

「誰でもプログラマ(WSH編)(その2-万能ツール メモ帳)」への10件のフィードバック

  1. このwshでは、エラーメッセージ(左に赤い丸のバツマークがついてるやつ)のように、常に前に表示することはできないのですか?

    1. 実際に試してないから、確かなことはわからないけど、
      Windows Scripting 5.8のMsgBox Functionの項目には、
      vbSystemModalの項目があるので、それが使えるかも。

      WSHやVBSとは違うけど、VBのドキュメントでは、
      vbMsgBoxSetForegroundが使えるみたいですね。

      どっちにしても、手前に表示するような実装って、「誰でもプログラマ」の範疇を超えるんで。(笑)

  2. 試しに
    MsgBox “Hello Warld”,vbSystemModal
    でやってみました。
    すると、見事にできました。
    ありがとうございます。

  3. おかげでWindowsを起動した際に
    ようこそウィンドウを出すように設定しました!(もちろん VBS Scriptで)

  4. メモ帳で上書き保存してもアイコンでは前の奴が表示されます
    どうしたらいいですか

    1. 多分、拡張子をvbsで保存してないかと。
      今のWindowsってメモ帳で保存するとき、vbsってやっても、vbs.txtって付けられちゃうのかしら。最近、Windowsあんまり使ってないからよくわかんないや。
      エクスプローラの設定で、拡張子を表示するとか、関連付けのあるファイルの拡張子は表示しないとかの設定があるので、拡張子を表示するようにして確認してみたらいかがでしょう。
      あ、もしかしたら、最近のWindowsってvbsはインストールされてないとか。。。ウィルスチェックで弾かれるようになってるとか。。。

      ひとつ言えることは、この記事は10年以上前に書かれたもので、今どき、VBSって、ぷっ。って状況なので、今ならJavaScriptとか、他のやつで勉強することをオススメします。

  5. ありがとうございます
    たまたまこのサイトを見つけたもので
    返信くれるかどきどきしてました

    どうもです。

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