中学や高校で習ったことを実社会に出てから必要とされるかどうか。という話題は中学高校のときによく友達との会話に出てきていました。
こんな数学、社会に出てからつかわねぇよ。とか、こんな英語習ったって卒業したら一生つかわねぇよ。なんて会話です。
さて、おいらが今振り返ってみて、過去に学生のとき(大学を除く)において学んだ内容が現在の生活でどれほど使われているか振り返ってみます。
国語
現代文
読み取り能力について
Webを読むとき、日本語の本を読むときに活用。
感想文に関する技術は使わないし、他人の気持ちがどうなっているかなんて想像したりもしない。ただし、取扱説明書、技術説明文、論文などを読む際に現代文の読み取り能力は活用されていると思う。
他人がどう思っているかを想像するなんてことよりも、自分がどう思っているのかを、ちゃんと説明できる能力の方が重要だと思う。
作文能力について
感想文など、自分がどう思うかなんてことを記述する機会はまずない。
それよりも、図示を含めて、プレゼンテーション資料の作成の能力を必要とされる。
作文能力の派生として、プレゼンテーションのときの話し方や、英語で話すときの要点のまとめ方などは、国語の能力として授業が役にたっているかもしれない。
現代文に関しては、授業の効率は悪かったと言わざるを得ない。
古文
読む機会はほぼ無い。ただし、友人(日本人以外)と自分の国のことについて会話する際に、予備知識として活用している。ただ、古文の内容を説明しても理解してもらえないのであんまり話題には登らない。
漢文
中国語を読むときに多少活用。知らない外国語を想像で読み取る能力はここで培われたかもしれない。中国人と過去の歴史の話をする際に、話題についていくことができる。
算数
仕事の関係上(コンピュータ関連、グラフィック関連)バリバリに使う。
解析、代数、幾何などをよくつかう。
微積分や確率統計は、最近株式など、経済の勉強をするときに活用している。
数学がわかると、経済の背景が読めて面白い。
理科
物理
仕事の関係上(コンピュータ関連、グラフィック関連)バリバリに使う。とは言っても具体的に物理で学んだことがどうのというよりも、数学を物理の分野でつかうときにどのように考えたら良いのかという、考え方が役に立っていると思う。
化学
アメリカに来て、洗剤やら薬やらの英語が読めないとき、成分から内容を想像するときに役に立った。あんまり使わないなぁ。。。
生物
アメリカにはこんな動物がいるのねぇ、日本にはこんな動物がいるのよってことを友達と話すときに役にたつ。ただ細胞の中身がどうのって話はあんまり使わない。化学とかみ合ってるからねぇ。化学でええんとちゃうかな。
地学
アメリカの国立公園をみると、地球の仕組みなどが楽しめる。その際に地学の知識は楽しみを増すかもしれない。天体に関しても、星を見たりできるので、その知識が楽しみに幅を持たせる。
社会
歴史
アメリカは移民の国です。ヨーロッパから中国から世界中から人が集まってきます。
その人たちのことを考える場合に、過去の歴史を知っていると幅広く考えることができます。
インドの人たちがイギリス風の生活様式をしていたりとか、中国人がどうのこうのとかってのは、やっぱり歴史を知っていたほうが面白いです。
地理
これは難しいなぁ。日本ってどこにあるの?って言われると悲しくなるように、「おれ、どこそこ出身なんだ。」って言われたときに、「あぁあそこね。」っていえるとかっこいいじゃないですか。こんな文化の国から来てるんだなぁってことを知っていると、打ち解けるのが早かったりします。
地形などに関しては、日本で地理を学んでいたときは、日本国内の地形を想像していたし、大陸での地形なんて想像できてなかったからよくわからんかった。気候もグラフとか見て、あぁこんなもんかって感じだったけど、実体験してみるとぜんぜん想像と違うし。
難しい分野かもしれません。
政治経済
中学で憲法についての勉強や日本の政治しか、僕はしたことがないのでその範囲ですが。。
学校で学んだことよりも、社会に出てから、本を読んで学んだことがおおすぎて、学生のときの内容がわかりません。
アメリカの政治について一度授業を聞いてみたいなぁと思う今日この頃。。。住んでてもアメリカ憲法知らないもん。
経済も最近株に関連する本から勉強していることが多くて、よくわからんです。
MBAの本とかを見ていても、マクロ経済やらミクロ経済などいろいろありますが、学校で学んだことって、ルソーくらいだからなぁ。。。
英語
もっとちゃんとやっとけばよかったと思う分野の一番です。俺、英語苦手だったんですよ。人生のテーマと言われるくらい苦手。
実は2年も浪人した原因も英語。平均点なんて取ったこと無いですよ。それでもアメリカで生活しているから、必要なかったのかもしれませんが。。。
文法
アメリカに住んでみて、あんまり使わないといえば使わないですが、知らないとにっちもさっちも行かないので、必要な分は覚えているんでしょう。んでも仮定法なんて会話であんまりでてきません。
ただ、論文やら書類やらを読むときには文の構造とか考えながら読んでるかもしれません。
読み
うーん。十分なんじゃないかなぁ。大体小説なんて読まないし。
技術論文やら書類やらが読めればいいんだから、あそこまできっちり勉強する必要があったのかどうか。。。
ただ、斜め読みができないので、読む量が少なすぎるってのはあるかもしれないです。単語量が少ないので斜め読みができないのかなぁ。。
書き(作文)
書けなきゃしゃべれないので結構使っています。
でもひとつの文を書くことができても、文章としてまとめられないです。
書類を書いたり、説明書を書いたりができないんです。
日本では英語に関しては知識を吸収することに関して力を入れているけど、英語で自分たちのことを説明する能力についての教育が少ないかもしれない。。。
保健体育
医者なんて頼れません。結構役に立っているかもしれません。
この分野って心理学とかも入ってるんだよね。社会に出て結構使っているかも。。。
美術
ハイソな人たちとパーティとかで話をしていると出てきます。歴史も含めて知識がないと話題に入れませんし、無知と思われますので、しらないと恥ずかしいです。
音楽
美術と同様です。教育を受けている人の基本的知識として問われるかもしれません。
話題の豊富さとかそうゆう意味で、知らないとおいてけぼりを食います。
技術家庭
これって学校で学ぶことか?って気もしますが。。。
一人暮らしをするにあたって、家庭での技を活用しました。
が、別に無くても生きていけると思います。
技術も特に必要ないかも。。。俺、大学で専門を勉強しちゃったし。。。
ただ、アメリカの人は結構自分で木を加工していろんなもん(家を含めて)いじるので、知っていたほうが、話題の幅が広がります。
とは言っても、おらが学校で学んだ一番のことは、
勉強する方法
かもしれない。
自分が興味を持った事柄に対してどうやって、何をどうやって勉強したら良いのかを学んだのが大学でした。というか、大学になるまでできなかったというのが本当ですが。。。
高校生でも中学生でも小学生でも、勉強のやり方を知っている人は凄いと思います。
小学校の学習の中でも「こんなこと使わん。。。」と思うこともあるです。例えば、仮分数帯分数とかね。一通り学習してみて、なにかに興味を持ってくれたらいいなぁ、とはいつも思ってます。絵でも歌でもコンピューターでも動物でも。
勉強のやり方については、どの学校でも今指導しているんだよ。でも、なかなか定着せんが・・・
仮分数帯分数はおらはかなーり使っています。。。コンピュータではどうしても有効数字ってのを考えちゃうんで。。。
勉強のやりかたを教えるってのは難しいんだよな。
与えられたものを勉強するための勉強のやりかたと、自分でテーマを見つけて勉強する勉強のやり方も違うし。。。