GoogleがMSNメッセンジャーや、Yahooメッセンジャーなどと同じ、インスタントメッセンジャー分野に参入してきた。
普通の企業が参入じゃなくて、Googleが参入ってところに、いろいろ想像することがあって面白い。
CNET Japanでグーグル、音声機能付きIM「Google talk」を公開という記事を見つける。
とりあえず、さくっとインストールしてみた。
アカウントはGoogleがやってるメールサービスのGMailのアカウントと共通。すなわち、Google Talkを使うにはGMailのアカウントが必要。おいらは既に確保済。
メンバーを招待するのも相手にGMailのアカウントが必要。GMailじゃないアドレスを招待すると、そのメールアドレスに、GMailの招待状が届くらしい。
ということで、話し相手がいないので、ぜんぜん試してません。
以前、チャット用留守番ロボットを作ってたときに、このロボットに検索機能つけたら面白いだろうなということを考えたことがある。 おそらくというか当然、このGoogle talkは、先日公開されたGoogle Desktop 2のサイドバーに統合されてくるだろう。てことは、Google talkからエージェントを呼び出して検索とか、さまざまな操作を行ったりとか。。。Google talkなら音声が繋がるので、音声認識できるエージェントを使っていろんな指令が出せたりとか?
それ以外にも、Googleが持っているSNSサービスとGoogle talkで連携取ったり、GMailと3者連携とか。。。
大体、GMail自体、パスポートというかシングルサインオンの機能の肩代わりになりつつあるし。。。
ということで、Googleにとってみると、Google talkのクライアント自体がどーのこーのというよりも、Googleがサーバーを持って、そこにアクセスしてもらうというのが第一歩で、そこで、大量のデータを回収して、うまいこと連携をとって、どのようにユーザーに見せていくかということは次のステップなのかと。
極端な話、Webが見れて、検索できて、メールが読み書きできて、メッセンジャーが使えたら、PCでやりたいことの基本的なことはすべて押さえてしまうわけで。
これに、Google Mapsを足した(ついでに写真管理ソフトも足してみたりして)、Googleの持っているサービスを一手に引き受ける、携帯電話なんてデバイスができちゃった日には、非常に面白い世界が見えてくる。DOCOMOとかが一生懸命作り出そうとしている世界を、違った方面から侵略しようとしている。特にアメリカは日本のように携帯電話デバイスの発展が進んでいるわけではないので、Googleとしては狙いやすい。
Googleが携帯電話用のOSを開発する日は近いのかもしれない。
というか、Googleなら携帯電話用のOSの先に、PC用のOSも見てるのかもしれない。まぁ近い将来じゃなくて、ある程度の時間はかかるんだろうけど。。。
やっぱ金持ってるところは強いねぇ。増資もするし。(おかげで株下がってるけど。。。)
んで面白いのが、Developer Infoってなページがちゃんと用意されていること。どんなプロトコルが使えて、どんなCodecをサポートしてて、うんぬんかんぬんの詳細説明がちゃんとされている。このへんがエンジニア心をくすぐるんだよねぇ。