アマゾン・ドット・コムの光と影―潜入ルポを読んだ。
アマゾン・ドット・コムの光と影―潜入ルポ 横田 増生 (著)
これは面白い。お勧め。
元物流業界紙のジャーナリストが、アマゾン・ジャパンの物流センターに半年間バイトして見た経験を中心に、そのサブストーリーとしてさまざまなアマゾン・ジャパンの秘密をレポートした本。
そうゆう意味では、アマゾンが日本でどのように成功してきたのかを、経営側から見た話はほとんど出てこない。IT企業の本だと、どのように企業が成長したのか経営側の話がほとんどだけど、この本は末端のアルバイトから見た視点で書かれていて、とても面白い。
日本の社会では貧富の差が広がりつつあるといわれている。その階層社会をアマゾン社内の階層になぞらえて、さまざまな考察をしている。実際、こんなバイトが社内に混ざってたら嫌だろうなぁ。
バイトでの体験をもとにアマゾンの内部を見ているので、やっぱり想像の域が多いんだけど、それでも、自分がアルバイトすることを考えると、とってもわくわくして読むことができる。
いやだという感覚は別にして、アマゾンの階層は今に始まったことじゃないし、まぁ多少アマゾンの最下層の扱いは問題が無いわけじゃないけど、マクドナルドみたいなファーストフードだって、コンビニだって、アルバイトを主力労働力として扱う企業は、こんな感じの感覚だと思う。しくみを作る側としくみに使われる側との違いって感じかな。
いやぁ、俺ももっと頑張らなくちゃ。
アマゾンの株買おうかな。。。。