引き出しの仕組み

妻の要望により小さなタンスを作った。

妻は事務机の上に鏡を置いて化粧するのだが、そこに置く鏡が微妙に低い。で、鏡を箱の上に置いて化粧しているのだが、その箱に引き出しがあったらコットンなどを収納できて便利。

あちこち回って探してみたが、都合の良い高さ、大きさの引き出しが見つからなかった。

そんなもん、作った方が早くね?ということで作ってみた。

マスを二つ作って引き出しとし、それを収納する箱作ればいいんじゃね?簡単じゃね?

ということで、図面を引いて作成。

最初作った引き出しがこれ。まさにマス。升。

こいつをこんな感じの外箱に突っ込む。この図は横から見た断面図。

これがうまくいかない。スムーズに引き出しが動かない。

最初は組み立て精度が悪くて動きが悪いんだと思ってた。だから、紙やすりで削りこんで隙間を増やしてみたりしたんだけど、相変わらず動きが悪い。

ある程度の動きで諦めて、塗装。

塗装すると一段と動きが悪い。塗装が分厚く塗られたせいかと思って、再びやすりで削り込む。

どう考えて、隙間は十分にあるんだけどなぁ。

で、家にあるいろいろな引き出しを観察。買い物に行ったときに売っている引き出しを観察。

あ、俺の作った升じゃダメなんだ。

引き出しを升にするとこんな感じで動く。と、

奥の空気が抜けない入らない。これで動きが悪くなる。

また、上(横?)が詰まっていることにより引き出しの床が外箱の床に押さえつけられて摩擦が増える。

これを防ぐために、一般的な引き出しは、引き出しの受け側の底が板になっていない。横にレールのように棒が入っているだけ。

または、こんな感じで、引き出しの横、奥の高さがちょっと短くなっている。

と、こんな感じになり、

奥の空気がきれいに抜ける、かつ、上(横?)が詰まっていないので、引き出しの床が外箱の床に押さえつけられることなく、スムーズに動く。

引き出しって、よく考えられてるわ。

やすりで削りすぎて、隙間だらけになってるわ。

何事も実際にやってみな、わからん。

次回引き出し作るときはもっときれいに作れます。

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