下水問題

我が家の下水の排水に問題が発生したので記録。

Blogに書くの忘れてたけど、昨年、2019年6月にキッチンの排水の流れが悪くなったため、配管業者に連絡して掃除してもらった。その際は、すぐには来てくれなくて、予約して2-3日のちにやってきて、ながーいホースの先から水の出る、高圧洗浄機を地下室の配管の途中を開けて挑戦。これがうまくいかなかったため、おっちゃん曰く、持ってきた高圧洗浄機よりも強いやつで出直してくると。で、2-3日後、違う兄ちゃんがやってきて再挑戦。今度はうまくいって、きれいに流れるようになった。

で、今年。

2020年11月27日

朝、妻がシャワーを浴びて、トイレに行ったのち、俺が起床、トイレへ。朝食ののち妻が洗濯をしようと、洗濯機がある地下へ。

地下室が水びだしになっているのを発見。

水道管が凍結で破裂したのかと思って調べるも、水漏れは発見できず。

洗面台の水を流してみても大丈夫。あれ?

洗濯機の中を見ると水が溜まっている。ん?逆流した?洗濯機壊れた?

とりあえず洗濯機の中の水が気持ち悪いので洗濯槽洗浄をかける。で排水。一度目の排水はなんともなかったが、2度目の排水で、洗濯機の排水口の下水側から水が噴き出すのを確認。

まじか。。。。

ということで、トイレを流してもらうと同様に洗濯機の排水口の下水側から水が噴き出す。

うちのバスルーム側の下水の配管はざっくりこんな感じ。実際はもうちょっと枝葉があるけど。。。台所側は別配管で家の外に出ている。

台所側の排水は問題なし。排水口から水が噴き出すこともなし。

こりゃ、メインの配管が詰まってるわ。

ガレージ用に買った掃除機が水も吸えるので、そいつで地下室にたまった水を回収。あとで、地下室の水洗いやり直ししなきゃ。

ということで配管業者に電話。

1件目は昨年お世話になった業者。すぐに電話には出てくれたけど、事情を話すると、それはメインの管に問題があって、マサチューセッツのメインの配管に関するライセンスがないから他をあたってくれとのこと。ニューハンプシャーの業者だったらしく、そこはニューハンプシャーならメインのメンテナンスもできるけど、マサチューセッツだと枝管しかできないらしい。

ライセンスにそんな区分があるなんて知らんわ。

他の業者2件をぐぐって調べて電話するも留守番電話。サンクスギビングの4連休の2日目だからなぁ。このご時世だし。

業者のWebでチャット欄があるところがあって、そこで説明をし、連絡先を残すも、電話は後らしい。チャットって外注なんだろうな。

ということで月曜日まで進展が望めない。めっちゃ凹む。

近所のキッチン付きのホテルに避難。とりあえずチェックアウトは月曜日にしておく。連休だが幸いなことにこのご時世、ホテルに空きがあってよかった。夜は近所の韓国レストランでお持ち帰り。

11月28日

どこからも連絡なし。月曜日まで進展がないかと思うとへこむ。ホテルでやることないし。テレビでRush hourのマラソンをやっていたので全部見てしまった。家に帰って米炊いておにぎり作って、ホテルにもっていって、昨日の残りとともに。

11月29日

昨年、浄化槽の定期メンテナンスをやってもらった業者をふと思い出して連絡。電話出てくれた。住所と状況を説明すると、あそこの角の家だろ。覚えてるよ。浄化槽のフィルターまだ持ってる?と話が早い。今日は町の外にいるから月曜日の朝いちで行って状況を見てあげるとのこと。お願い。

ちょとでも進展すると元気になる。ショッピングモールのフードコートで昼飯にインド料理。夜は昨日のおにぎりの残りとお昼の残り。

11月30日

朝、先日チャットで連絡先を残した業者からメールが来ているのを発見。うちではライセンスが。。。。こっちの業者に連絡しろと。お前もか。とはいえ、すでに連絡が付いた業者がいるので丁寧にお断り。

おっちゃん朝9時に到着。庭を掘って、浄化槽にアクセス。中を確認するも問題なし。浄化槽の排水がうまくいかないと地下の排水溝から水が噴き出すことがあるらしい。で、問題のない台所側から水を流して、浄化槽までスムーズに水が来ていることも確認。「こりゃバスルームから浄化槽までの配管の問題だね。僕の持ってる機材はでかすぎて使えないから業者を紹介してあげるよ」とのこと。住所と電話番号を伝えてもらったところ、すぐに折り返しの電話。1時間以内に行きますとのこと。金はいらんと言われたがチップとして少々渡す。

しばらくして、ふと2軒隣を見ると、おっちゃん作業中。なんだ、近所で仕事があったのか。在宅勤務が増えて家の排水使うことが増えて忙しいんだろうな。

小雨降る中、紹介されたおっちゃん到着。ホースの先から水の出る高圧洗浄機を浄化槽側からつっこんで挑戦。詰まってるねぇ。

おっちゃん、途中でなんか慌ただしくなる。これ配管壊れてない?とのこと。まじか。水漏れの音がするらしい。とりあえず作業を続けると、庭からスプリンクラーのように水がぴゅーーーっと出てくる箇所が。あ、配管壊れてるわ。。。。まじか。。。。

とりあえず、最後まで清掃。トイレの水を流してみて、ちゃんと浄化槽まで到達することを確認。地下室の洗濯機の排水溝から水が噴き出すこともなし。直ったには直った。これで普段通り使えるらしい。

で、おっちゃんの説明によると、

  • うちの下水の配管はPVC(ポリ塩化ビニル)ではなくて、Cast Iron(鉄鋳物)で古い。そりゃ地下室から見えてるからわかる。
  • さっき庭から水が噴き出したところを見ると、配管のどこかが外れているか破れている。だろうな。。。。
  • トイレの水の流れ方を見ると、配管がなだらかな傾斜になってなく、途中低いところがあって水が溜まっていると思われる。PVCなら水が溜まっていても大丈夫だが、Cast Ironだと水が溜まっているとそこがすぐに悪くなる。
  • すぐに家を売るつもりならこのままでもいいが、そのうち、また流れが悪くなる。破れているところから砂が流れ込んだりするし、下水が庭にしみこむし。いいことはない。長く住むつもりなら配管を交換したらどうか。

ざっくり見積りを聞いて、作業期間を聞く。作業期間は1日。もしかしたら2日。要するに、庭を掘って、配管切って外して、新しい配管入れて、埋める。メインの方とキッチン側と両方、庭に埋まってる浄化槽までの配管全部交換。配管切ってある間は水が使えないけどおそらく3時間程度とのこと。それ以外では普通に使ってよいと。僕としては全部のCast Ironの部分を交換したいところだが、おっちゃん曰く、Bathroomに接続している部分とダクトの部分まで交換する必要はないし、費用、工期を考慮してもあまり賢くないとのこと。Bathroomを改築するときにやれば十分らしい。

思ったよりも高くないし、話が早いし、お願いします。去年のキッチンの排水問題も根っこはここだったんだろうな。

今日の分の支払いをすると、明日8時ごろまた来るとのこと。

12月1日

朝8時から作業開始。おっちゃん、弟子のおっちゃんを一人連れてきてた。小型のショベルカーで庭を掘り返す。大体1メートルくらいの深さかな。

新たな事実が発覚。うちの下水の配管、家を出るところまではCast Ironだけど、出たところからは真っ黒な管がぼろぼろ砕けた状態で出てくる。おっちゃん曰く、Orangeburg pipeと呼ばれる管で素材は紙。破れているところから中に芝生の根が入ってるし、本当にぼろぼろ。そりゃ流れませんわ。

このあたりって芝生の成長が他の部分に比べてよかったんだよね。今思えば。。。だけど。。。

後から調べてみると

 硬質瀝青管は紙製パイプにコールタールを含侵させ防水性を持たせた管であるが、長年の使用により、コールタールが洗い流され水ぶくれが発生し、管を閉塞させる事例が全国で発生している。


海外の3か国(アメリカ、カナダ、イギリス)でも、過去に硬質瀝青管のような、紙製パイプにコールタール含侵させた管が使用されていた。イギリスではPitch fibre pipe、アメリカ、カナダではCoal Tar Impregnated Wood Fibre PipeやOrangeburg pipeといった名称で知られている。各国での明確な使用料は不明であるが、アメリカのOrangeburg社は、1950年代~1960年代にアメリカ全域に500t/週出荷しておりイギリスのKey Engineering社は3400t/年(1964年)生産していた。またカナダでは少なくとも数千km、数10万戸の住宅で採用された。

 現在、日本と同様破損、閉塞といった不具合が発生しており、時限爆弾と呼ばれ社会問題となっている。イギリスでは2003年に硬質瀝青管による事故が50000件発生していた。また、アメリカ、イギリスでは過去に規格が制定されており、下水取付管だけではなく、灌漑用水管、雨水排水管等に幅広く使用されていた。しかし、硬質瀝青管による不具合が顕在化したため、1990年頃に全ての規格が廃止されている。

下水道管路の持続可能なストックマネジメントに関する調査 抜粋http://www.nilim.go.jp/lab/bcg/siryou/tnn/tnn1056pdf/ks105605.pdf

うちは1960年代に建てられてるのでこの配管は建築当時からあったものに間違いない。そりゃ詰まるわ。交換して正解。

おっちゃん曰く、今日は暖かくてよかったよ。寒かったら土が凍ってて掘るの大変だし。ここの配管は傾斜も十分にあるし、キレイな配置だと思うよ。ちょっと庭の土に石が多いけど。。。とのこと。

地下室のコンクリートの壁も一部ガリガリ削って既存の配管をすべて外す。

おっちゃんから提案。台所から庭に出てる配管だけど、これ廃止して、台所から地下室内で配管して、このバスルームから庭に出る配管一つにしない?と。庭に配管が2本あるよりも地下室のほうがダメージ少ないしメンテナンスもしやすいし。値段変わらんし。

おっちゃん、あちこち計測後、管を買いにお出かけ。帰ってきたらさくさく配管。塩ビパイプの接着剤のにおい、臭い。。。。そいえば下水のにおいあんまりしなかったな。してるのかもしれないけど、現場に近づくときはCovid対策でマスクしてるからわからなかっただけかな。

おっちゃん、コンクリートが足らなくなったとか言って再度お買い物。地下室の壁もきれいに埋めて、庭も埋めて、台所側の庭に出る配管に蓋をしてできあがり。

庭を埋めるときに、古い粉々の配管も一緒に埋めてたのはまぁ許してやろう。でっかい管などのごみは持って帰ってくれた。

埋め戻した部分の芝生がなくなっちゃったので来年の春に種を植えるとして、石がごろごろ出てるから、これは雪が降る前に片付けておこうかな。

最後にあちこちの水を流してみて、水漏れがないことを確認。

1日で作業が終わりました。お支払いして終了。次回、排水に問題があったらおっちゃんに電話するよって話をしておしまい。

うーん。予想外の出費だったし、この出費が高いのか安いのかよくわからんけど、さくっと元の生活に戻れたのでよしとします。

地下室に見えてた、Cast Ironの管ってさびてて、見た目よくなかったしね。

よかったよかった。

コメントを残す コメントをキャンセル

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください