アメリカの電気工事の基礎

アメリカにおける電気工事の基礎を調べたのでメモする。

日本では、コンセントよりも先の電柱側の配線は、電気工事士の資格がないと触ることができない。

アメリカだと(ローカルルールがいろいろあるにせよ)金を取らない限りある程度勝手にやっていいみたい。

ただ、勝手にやっていいといっても、後々、その物件を売却するときに、工事の方法が間違ってることにより全部修正するまで違法建築と判断されて売却できない、とか、何か工事を業者に依頼して、検査のときに自分が施工した工事が原因の問題が発覚して、うんぬんという事態もありうる。

ということで、ここで書く情報は、あくまでも僕のためのメモであり、アメリカ全土で有効なわけではないかもしれない。州によってもルールが違うし、カウンティでルールが違ったり、ローカルコミュニティでルールがあったりするので、鵜呑みにしないで、自分で調べてください。

まぁ自分が感電することもありゃ、最悪、火事になるんで。。。

まずは日本の場合。赤黒が非接地側、白が接地側。もちろん白は接地してあるのだが省略。

コンセントの左右で微妙に大きさが違って、左が大きく右が小さい。大きい方が接地側。

次にアメリカの場合。アメリカのコンセントは3端子。赤黒がHot、白がNeutral、緑がGround。日本の場合と同様に白も接地してあるのだが省略。ぶっちゃけ、日本と同じ。

Groundがあるだけ。コンセントはGroundを下にした場合、日本と同じ。左が大きくNeutral。右が小さくHot。日本より左右の大きさがはっきりしてるかな。

うちの電力量計。うちの場合は全体のブレーカーが分電盤ではなくこっちについている。メーターの下の扉を開けるとスイッチがある。

上からHot2本、Neutral1本、Ground1本が入ってきて、下へ出ていき、地下室の分電盤へ接続。地面の中は見られないけど多分ここからGroundも取られているかと予想。

うちの分電盤。地下にある。電力量計からの配線は上から入力。ここから各部屋へ。横にあるスイッチ群は発電機を接続したとき用のスイッチ。右下のコンセントの上にある箱は、トランス。多分、昔のインターホンかドアベル用のやつだと思う。

ここにマスターブレーカーが本来あるのだが、うちの場合、電力量計の方にマスターブレーカーがあるので、こっちのはちっこいブレーカー群のみ。

ちなみに、英語でもbreaker。Interrupterともいう。

日本に比べてスイッチが多い。また、このスイッチはひとつひとつがブレーカーになっていて、それぞれで落ちる。なので、台所で電気を使いすぎて落ちるときは台所だけで落ちる。というか台所だけで3-4本のブレーカーに分かれてる。

家の中の配線は黄色の12/2と呼ばれる線か、白の14/2と呼ばれる線で配線されている。12/2の場合、12がGaugeで線の太さ、数字が小さいほど太い。/2が被覆線の数。この場合、HotとNeutralの2本が被覆線。これに加え、groundのbare cupper線が通っている。

うちの場合、この規格にそった配線がなされている場所と、古い配線のままの場所がある。すなわち、今の2被覆線+groundの配線ではなく、日本と同じ2被覆線のみの配線が残っている。想像だけど、昔は全部2被覆線で配線してあって、分電盤を更新、エアコン導入、各種リノベーションなどを経て、徐々に今の配線が増殖したと思われる。キッチンとかバスルームは新しい配線になってるけど、ベットルームなどは古い配線のままだし、だいたいコンセント今の3穴じゃなくて2穴の日本と同じタイプだし。

ブレーカーを追加する場所がいっぱい残っているので、配線を増やすことは可能な模様。すなわちコンセントは簡単に増やせる。

蓋をはずしたところ。うーん、ぐちゃぐちゃだなぁ。

太い黒の2線がHotwire。右の太い灰色の線がNeutral。左上の被覆がない線がGround。

ブレーカーはパコっとはめるようになっている。このへんは規格になってるんだろうな。パコっとはめたらHotwireにつながるのね。簡単そう。

2連のブレーカーはL1、L2の両方に接続するようにちゃんと交互に配置してあるわ。なるほどなるほど。

ブレーカーに15とか20とか書いてあるのはAMP。ブレーカーにはSingle Poleと呼ばれる普通のやつ、Dual Poleといわれる2連のブレーカーの種類のほかに、GFCI(Ground Fault Circuit Interrupter)やAFCI(Arc Fault Circuit Interrupter)と呼ばれる過電流以外でも回路を遮断するブレーカーがある。GFCIは主に濡れるところ、キッチンやバスルームなどで要求される。AFCIは新築の場合はその他すべてで必要。最近では両方の機能を備えたDual Functionと呼ばれるブレーカーもあるとのこと。

で、結局、増設増設で、どの配線がどのブレーカーにつながっているのかわからん。ということで、探すためのツール。

Transmitterをコンセントに刺しておいて、Receiverでブレーカーの近くを探っていくと、該当のブレーカーでビーと音が鳴る。

途中の配線でも反応する。ただし、かなり近づけないと反応しない。

これがないと、コンセントに電灯をつないでおいて、ブレーカーを順番に落として。。。。とぶさいくなことをする羽目になる。

コンセントやら電灯のスイッチの様子。

これは以前、キッチンを改築したときの途中経過を記録したもの。右がコンセント、左が電灯のスイッチ。日本だと、柱の中に電線通すときはツバ管使うけど、そのまま。電線管?なにそれおいしいの?いや、電線管売ってるけど、なんか目的が違うっポイ。

全部地下から床を抜けてここまで来ている。

壁に端子をつける場合は、壁に箱を埋め込む。これは断熱材や石膏ボードを入れる前なので、縦の柱に釘付けするタイプの箱。

この箱、柱よりもだいぶ部屋側に出っ張ってる。これ、あとで問題になってて修正してた。普通売ってる箱って部屋側にでっぱらないもん。

強度は劣るが、石膏ボードに直接固定するタイプも売っているので、増設の場合はそちらを使う。

この箱には部屋側に2か所ねじの穴があいていて、ここにコンセントやらスイッチなどを固定する。このねじ穴は規格になっている模様。日本と同じ規格かどうかは知らん。

線と線を接続するのは、日本だと差込コネクター(って名前?)とか圧着スリーブで接続するんだけど、こっちはマジックインキのキャップみたいなやつでねじって接続するのが一般的みたい。Home Depotいくと差込コネクタも売ってるけど。

これは、コンセントの配線が正しいかどうか検査するツール。コンセントに差し込めば3つのランプで状況をお知らせ。さすがにショートしてたらそれ以前にブレーカーで止まるけど、配線がひっくり返ってても気が付かない。あぶない。

このツールが正しく動いてるのかどうかわからんけど、まぁなんでもやっとけ。

もちろん、これ以外にもテスターとかで電圧チェックしたりするけどね。

コンセントとかの配線は日本と大体一緒。Groundが余分にあるだけ。

刺し殺しでも配線できるか、ねじ止めで配線するかの2タイプが売ってるけど、そのへんは日本と一緒。配線した後に、一応絶縁テープで巻くのとかも同じかと。

あとは、壁に穴開けて配線通してなんで、電気工事というよりも木工工事。fish tapeと呼ばれる壁の中を探ったり線を釣ったりするワイヤーがあれば配線できるかと。

このへんが理解できたら、LANの配線もできる。

ネズミに齧られて火事にならないように。

「アメリカの電気工事の基礎」への1件のフィードバック

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