逃げるは恥だが役に立つ ガンバレ人類!新春スペシャル!!

たまたま年始にやっていた、「逃げるは恥だが役に立つ ガンバレ人類!新春スペシャル!!」を見て考えたことのメモ。

ドラマでは産休についての話題が出ていた。

そいや俺、産休でもめたことってなかったな。なんでだろう。って考えてた。

うちの場合、あんまり当てはまんないんだよね。うちがアメリカの一般的かどうかはよく知らないけど。

うちの会社、他のIT系の企業と比較すると、エンジニアの給料はそんなに高くない。ということで、ちょっとでもいいところを見つけるとみんなとっとと転職する、すぐに辞める。辞めて戻ってくることも普通。もう、そりゃすんげぇ気楽に辞める。

また、会社の事情で、ある日突然クビになる。事前に相談されることもあるけど、本当に突然のパターンもある。朝のミーティングに出たらいなくなってるパターン。頼んでたコードは?って顔したら、HDD渡されたこともあるし、なくなったからどうにかして。って言われたことも。

ということで、開発メンバーって結構不安定。プロジェクトの頭から最後までメンバーが固定されてたことなんて珍しいんじゃないかしら。

もちろん、開発メンバーが不安定だと、計画通りに物事は進まない。

計画通りに物事が進まないということが発覚したら、交渉。

今のリソースだと頑張ったとしても、いつまでにここまでできます。落ちる機能はこのへんです。全部やるとここまで期限が伸びます。無茶苦茶頑張ったらここまでできるかもしれないけど、途中で辞める人が続出してもっと面倒になるリスクがあります。こんな人材をいつまでに入れたら立ち上げにこれくらいかかるので、これくらいの補強になります。

事実を淡々と説明。交渉。交渉の間にはいろんなアイデアを出して、どうにかする方法を考える。

隊長が辞めたんで、副隊長が隊長をやるなんてかわいいリソース配置だけじゃなくて、チームふっとんじゃったんで、隣チームの隊長が全部引き継いで、場をつないだりとか。もちろんその間は自分のチームは副隊長にお願いだけど。

上司だって馬鹿じゃないのでヘルプ急遽を入れたって立ち上がるのに時間がかかるし、実は使えないって発覚するパターンもあるしでリスクを伴うのは理解してもらえる。

で、落としどころを見つけて、そこに進む。

開発メンバーが不安定な状況に慣れてないと、産休ごときでビビるんだろうな。

これって、開発だと普通にあると思うんだけど。

開発メンバーが不安定という不確定要素以外にも、開発を進めるにあたっての、いろんな不確定要素は地雷のようにあちこちに埋まってて、それなりにリスクがあって、そのへんを想像して。。。ってのが開発進めるときの基本かと。

売るもの無いのに売ってきて、期限がやってきてやっぱり売るもんありませんってのが開発の最悪パターンだし、でも売るもの無いのに売ってきてる時点でそれはリスクの一つとして項目に上がってるわけで。セールスとインベストメントごっちゃになってるもんな。このへんがどこまで共有されてるかかと。

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