僕がH1-Bや永住権を取ったときの話

1999年にH1-Bを取ってアメリカにプログラマーとしてやってきた。

そのときの思い出話。

僕が通った経路は、日本のコンピューター系大学卒業から、日本でコンピューター系の職歴を経て、H1-BからGC(永住権)。

プログラマーがアメリカで働く

このBlogではあんまり仕事の話は書かないようにしてるんだけど、そろそろ時効のものもあると思うので。

2年の浪人ののち、1991年、20歳で日本の地方大学、コンピューター系に入学。1995年、25歳で卒業して、東京のIT系の企業に就職。3年ほとして、海外研修に2か月ほど送り込まれる。その時の話は、ロサンゼルス研修のカテゴリーに書かれている。とはいえ、全部書いてなくて途中で挫折してるけど。

で、研修先が大学だったこともあり、学生の友達がいっぱいできる。学生は学生で、すでに経験3年ほど働いている社会人経験者、というかプログラマー経験者に興味津々でいろいろ話をする。当時アメリカはITバブル真っ盛り。コンピューターサイエンスの学生はすごい金額で働いている社会人をよく知っている。

で、俺。

当時、年収、支給で$5万ドル(500万円)に届いていない。とはいえ、たぶん、日本ではそこそこもらってる方だったかと。残業をあほみたいにしてたし。

経験3年で5万ドルないの?アメリカ来たら、新卒6万ドルスタート、経験3年だったら10万ドルいけるんじゃね?みたいな話になって、ちょっと馬鹿にされるのだが、一方、俺はアメリカでプログラマをすることに興味がわく。

研修が1998年6月7月。ロサンゼルスの6月7月ってすんげぇ気候がいいのよ。で、帰ってきた8月に東京の通勤電車に揺られていると、湿気がひどくって憂鬱。あ、俺、この人生じゃダメなんじゃね?と思う。転職を決意。

英語で履歴書書いて、ロスの研修時の友達にメールで添削してもらって、Webで公開。で、当時の社長が研修報告書と称したBlogもどきの記事とともに見つけてくれて、面接に来いと。

たまたま、その会社がカリフォルニア本社で日本支社のスタートアップ。最初は日本支社所属。ただ、最初から本社に移籍することが前提での採用なので、日本支社で働いている間にH1-Bを申請。1999年2月。27歳。

実際、採用決定のあと、実際に働き始めるまで、前の仕事の関係で3-4か月の間を開けていたんだけど、バイトで週6時間ほどプログラム書いてました。

東京のIT系の企業で働いてたときは、社員寮だったんだけど、転職して追い出されたので、ウィークリーマンションに住む。荷物はほとんど破棄したのでなし。

最初に割り当てられた仕事が、たまたま社長が温めていたアイデアを試しに実現するプログラム。社長にしてみればお試しでやらせたんじゃないかな。一人プロジェクト。3か月でなんとかして、春の展示会で社長は自慢げにデモしてた。

半年くらいたった、5月の頭にH1-Bが出る。で、社長が、いきなり、ウィークリーマンションも高いやろ。とっととアメリカ来い。今、住んでいるアパートに一部屋余分のベットルームがあるから、そこで寝ればいいから。日本での仕事もあるだろうから多分月1のペースで行ったり来たりになると思うよ。

ということで、準備なしにいきなりチケットとって本社へ。1999年。28歳。スーツケース一つでの渡米です。

月1ペースで行ったり来たりって話だったけど、次に日本に帰ったのは1年後でした。

本社に配属になってからは、周りの同僚に助けてもらいながら生活を立ち上げる。で、仕事は春の展示会で見せたプロトを製品にすること。もちろん給料アップ。とは言え、たしかに日本から見れば給料アップだけど、アメリカから見ればちょい安め。

当時はまだ永住権を取ることなんて考えてなかった。H1-Bが6年だから、34歳。35歳前だったら日本に帰って日本支社で働いてもいいし、どっか転職してもいいやって感じ。スタートアップなんてぼこぼこつぶれるんでしょ、って思ってたし。

2000年、29歳で永住権の申請。

これは思いっきりギャンブル。スタートアップ企業で永住権をとれるかどうかは、その企業がちゃんと継続的にビジネスを続けられると判断される必要がある。当時ITバブル崩壊前後。あちこちでIT系企業が吹っ飛んでる。ようするにつぶれてもらっては困る、クビになっても困る。

一方、このころになるとアメリカの生活にも慣れて、日本で働くのもだるいよなぁ。こっちの方が天気いいし。みたいに思うようになってきていた。だって通勤楽なんだもん。

で、2001年の同時多発テロ。ビザ発給業務が停止。あたしの永住権申請ってどーなっちゃうの?って思ってたら、なぜかそのあと半年くらいで出た。2002年。31歳。

現在、50歳。20年ほど前のお話です。

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