RaspAP

RaspAPをセットアップしてみた。

Raspberry PiをWiFiのアクセスポイントに仕立ててくれる、RaspAPをセットアップしてみた。

VPNで接続したいネットワークがあるのだが、VPNで接続したり接続を解除したりする操作がうざい。ということで、WiFiのアクセスポイントを切り替えたら、VPN接続になったり、ならなかったり切り替えられたら便利だなと。

RaspAPには幸いにもWiFiのアクセスポイントの機能のみならず、VPNのクライアントの機能も提供されている。

まずは、Raspberry Pi 4 Model B 8Gを、次に、Raspberry Pi Zero 2 Wを使って試してみる。

しこたま簡単。

現時点で、64bit Raspberry Pi OSがサポートされているのかどうかよくわからなかったので、32bit版で。ということで、OSからセットアップ。(64bit版とDocker版は後日試す。64bit版はさくっと動きそうな気がするんだけどな。記載がないのでなんか問題があるのかも。)

さくっとOSをセットアップ。最近は、Raspberry Pi Imagerを使うと、イメージを焼く時点でSSHの設定やWiFiの設定までできてしまうので楽ちん。

OSが起動したら、まずは、

sudo apt update
sudo apt dist-upgrade
sudo reboot

で、最新にしておく。一応、sudo raspi-configで設定の確認。その後、

curl -sL https://install.raspap.com | bash

でパッケージをダウンロードしてきてインストールが始まる。

lighttpdのrootはデフォルトの/var/www/htmlで。途中、いろいろ聞かれるが、全部Yで大丈夫かと。僕はOpenVPNしか使わないし、Ad blockingも使わないのでその辺はNで。まぁインストールだけしておいて、Offにしといたらいいんだけど。

インストールが終わったら一応、一度、sudo reboot。起動したら、そこらへんのPCからウエブブラウザで、アクセス。

ログインは、admin/secret

このGUIは基本、Save settingsボタンで保存。保存を忘れることが多いので注意。

最初に、左のAuthenticationからユーザー名とパスワードを変更しておく。

次に、左のHotspotから、BasicタブでSSIDの設定、Securityタブでパスワードを設定。

Advancedタブで、Raspberry Pi 4 Model BならBridged AP modeを、Raspberry Pi Zero 2 WならWiFi client AP modeをEnableにする。

最後にRestart hotspotを押すと、設定が反映される。

この状態で携帯などからWiFiに接続すれば、インターネットに出られる。

すばらしい。簡単。

これで、Raspberry Pi 4 ModelBでは、Etherが上流WiFiが下流になる。Raspberry Pi 2 Wだと上流も下流も両方WiFiになる。左のWiFi clientで、上流のWiFiの設定ができる。ここで、既存のWiFiアクセスポイントに接続する。

はまるとしたら、Save settingsボタンを押し忘れて今の設定が何になってるかわからなくなったときくらい。

次に、OpenVPN。これも左のOpenVPNからClient settingsタブで全部できる。Configファイルをアップロード指定して、ユーザー名、パスワードを設定、Save settingsボタンを押してから、Start OpenVPNボタン。

これだけで、上流側の通信がOpenVPNを経由したものとなる。

これも、Raspberry Pi 2 Wで動く。

パフォーマンスは当然、Raspberry Pi 4 ModelBの方が優秀。

うちの環境だと、Raspberry Pi Zero 2 Wでは、モデムかってくらい遅い。CPUもメモリもネットワークも使っている様子が、htopやiftopで見る限りそんなにないのになんでだろ、WiFiのスイッチングがやっぱり重いのかな。

実はVPNサーバーの方が重くて、評価にならんという話もある。

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